「日本一早い初日の出」の老舗ホテルが音信不通に オーナー交代、評判悪化し売上減
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 年末年始に過ごすことを楽しみにしていた人たちにとって思わぬ事態です。千葉県銚子市にある老舗ホテルが突然休業状態になり、連絡が取れなくなっています。

【画像】「日本一早い初日の出」が売り物だった千葉・銚子市の「ホテルニュー大新」

「従業員が消えちゃった」

2011年の犬吠埼「日本一早い初日の出」
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 休業状態のホテル。営業していないせいか、人の気配が全くありません。

 問題となっているのは千葉県銚子市犬吠埼の「ホテルニュー大新」。「日本一早い初日の出」を見ようと、毎年、正月には多くの客が訪れていました。

 しかし、入り口には「本日休館」の貼り紙。ホテルだけでなく、同じ会社が経営する「大新旅館」も突然休業しています。

老舗でレトロな内観
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 老舗でレトロな内観に夕食も銚子らしい海鮮づくしの豪華なメニュー。文豪なども宿泊し、皇族が宿泊した時の写真も飾られています。

 この旅館に7回ほど宿泊したことがある常連客はこう話します。

「千葉県内で一番歴史がある旅館で、古いまま残っている。女将さんも丁寧で居心地が良い。銚子に行ったら(とにかく)予約しようと」

同じ会社が経営する「大新旅館」
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 運営する大新は1950年に設立。老舗として知られていましたが、去年6月に経営者が交代していました。ホテルに異変があったのは、2カ月ほど前でした。

近所の人
「10月か11月の初めくらい。(従業員が)全部サーッと消えちゃったような感じで」

 一体何があったのでしょうか?

オーナー変更で売り上げ減少

千葉県銚子市犬吠埼の「ホテルニュー大新」
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宿泊施設関係者
「オーナーが代わってからホテルの評判が落ち、利用客が大幅に減った。売り上げは従前の半分程度まで落ち込んだ」(東京商工リサーチによると)

 従業員の給料も支払われていないといいます。

ホテルの元従業員
「6月分を7月に払うから待ってくださいと。8月分と9月分は全然もらってない」

中国ビジネスに関する事業など展開する現在の親会社
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 東京商工リサーチによると、現在の親会社は都内に本社を置く企業で、中国ビジネスに関する事業などを幅広く展開しています。

 実際に経営者に会ったという地元ホテルの関係者はこう話します。

銚子市旅館・ホテル組合 梅津佳弘顧問
「たくさんのホテルや他の施設も経営されていると。最初にお会いしたころに、このホテルはだいぶ年数が経っているので、リニューアルすると。一部(設備)をリニューアルしていた姿を見ました」

 ホテルに電話をかけてみると、「相手の通信機器の電源が入っていないか、故障していると思われます」と自動音声が流れました。

突然休業状態になった老舗ホテル
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 親会社の関係者は今後について、こう説明しています。

「(親会社は)営業継続中だが、宿泊施設は現在休業状態だ。時期を見て再開したいと考えているが、めどは立っていない。破産など法的整理を取る予定はない」(東京商工リサーチによると)

 地元のホテル組合は、いきなりの休業は想像していなかったといいます。

梅津顧問
「(Q.今回の事態は何が原因?)そういうのを聞いてみたいが、連絡がつきませんので。ますます疑心暗鬼を呼ぶ。ホームページ上で、何らかのメッセージを発信していただければ」

(「グッド!モーニング」2025年12月25日放送分より)

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