「世界中を楽しませるドラマーとして」堂々宣言

 仮面を被り異様な雰囲気を放つ自称3歳のハギワは、Instagramフォロワー数51万人超を誇るインフルエンサー。精巧なドラミング技術を誇り、彼がG-DRAGONの楽曲を演奏した動画に本人が「いいね」を押したこともある。

 ファイナルミッションでハギワは、2度と戻らない繊細な感情を表現した楽曲「At Season's End」を披露。白シャツにベストという学生服風の衣装を着用し、1つひとつのストロークに感情を込めてドラムを叩く。時には立ち上がったり、スティックを投げてキャッチしたりするパフォーマンスで、観客を沸かせた。

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 完成度の高いステージに審査員からも「すべて完璧」と絶賛の声が寄せられ、ソヌ・ジョンアが「ハギワのビルドアップ、サビに至るまでの積み重ねが本当に素敵でした」と賛辞を送ると、ハギワは感激したようなポーズを見せた。

 そして15名のファイナリストから、デビューメンバー5名が決定。グループ名は「hrtz.wav」(ハーツウェイブ)だ。wavには「ニューウェーブ、ニュートレンドを作ろう」という意味が込められている。ハギワのほか、同じく日本人参加者のギタリスト・ケイテン、そしてベースのデイン、キーボードのユン・ヨンジュン、ボーカルのリアンがメンバーに選出された。

 メンバー入りを決めたハギワは、名前を呼ばれると、感動したように参加者と抱き合う。そして韓国語で「幸せです。デビューできてとてもとても嬉しいです」と言葉を詰まらせながら語り始め、「参加者のみんな。ハギワは韓国語も喋れないし、ちょっと個性的な見た目をしているから馴染めるか不安だったけど、優しくしてくれて、楽しく一緒に音楽をしてくれて、本当にありがとう」と感謝を伝える。さらに視聴者やファンに向けて「こんな変わった見た目かもしれないけど、受け入れてくれて、応援のメッセージや声援を送ってくれて、本当に本当に、本当にありがとう。これからハギワはこのhrtz.wavで世界を、世界中を楽しませるドラマーとして思い切り楽しくドラムを叩くから、これからもよろしく!」と力強く伝え、涙を拭うように顔を覆った。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)

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