大杉さんの2歳下だった小日向も、その人柄を懐かしんだ。小日向によれば、大杉さんは現場で可愛らしく笑って場を和ませる一方、「いざっていう時にキュッと締める方」であり、年長のメンバーとして精神的な支えになっていたという。

 また、小日向は忘れられない思い出として、大杉さんと二人きりで飲みに行った唯一のエピソードを振り返った。天海が主演を務める舞台でたまたま遭遇した際、終演後に明るい時間からワインを飲みながら語り合ったという。「大杉さんと2人で飲んだのは、それが最初で最後でした。随分いろんなお芝居の話をしましたね」としみじみ語る小日向に、司会の黒柳徹子も「いい思い出ですよね」と優しく寄り添った。(『徹子の部屋』より)