アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ガンダムジークアクス)」は、シリーズの歴史を踏まえた演出が随所に見られる作品だ。第2話で初めて流れたオープニング映像にも、往年のファンなら思わず立ち止まってしまうようなカットが用意されている。
シンガーソングライター・米津玄師の楽曲「Plazma」に合わせて展開されるオープニング。その中盤、赤いガンダムが左方向からの砲撃をシールドで受け止める場面が描かれる。弾が砕け、光が散るこの一瞬の構図は、どこか既視感を覚えるものだった。
というのも、「機動戦士Zガンダム」の前期オープニング映像には、ガンダムMk-IIがバズーカ弾をシールドで防ぐ印象的なカットが存在する。攻撃の方向こそ左右逆だが、構図や見せ方、弾道の強調など、その共通点は一目でわかるレベル。偶然と片付けるには、あまりに出来すぎている。
細かく見比べなくても「あ、似てる」と感じてしまうのが憎い。弾を受け止める一瞬の構図は強く目に焼きつき、オープニングの流れの中でも自然と記憶に残るものとなっている。
「ガンダム ジークアクス」では、こうした過去シリーズを想起させる演出がさりげなく差し込まれている。どれだけ気づけるかは視聴者次第だが、知っている人ほど楽しめる――そんな“余白”が、この作品の魅力のひとつになっている。
「ジークアクス」作品概要






