突然休業し、連絡が取れなくなっていた千葉県銚子市のホテルの関係者が、26日取材に応じました。中国出身の代表者とみられる女性はSNSで集客を図っていましたが、観光客の減少もあり、休業に踏み切ったということです。
【画像】サングラスとマスクで素顔を隠す女性…名前は明かそうとせず
突然休業“音信不通”ホテル
サングラスとマスクで素顔を隠す女性。
ホテルの社長を名乗る女性
「今生放送中ですか。してない。はい」
渦中のホテルの経営者だといいますが、名前を明かそうとしません。
ホテルの社長を名乗る女性
「（Q.社長のお名前を漢字は？）ちょっと、ちょっとあまり」
「（Q.お名前は？）代表の『しみず』です。謄本をとれば分かります」
離島や山頂などを除き、日本で最も早く「初日の出」を迎える場所。千葉県犬吠埼にある「ホテルニュー大新」。
2カ月前から休業しているといいますが、休業は一部の従業員にしか通知せず、休業中もホームページで予約ができる状態でした。
予約客から観光協会に問い合わせが相次ぎ、25日、千葉県の保健所は旅館業法の違反がないのか立ち入り調査を行いました。
なぜ休業中に予約を受け付けていたのでしょうか。
ホテルの社長を名乗る女性
「（Q.予約ができていたが？）10月以降は一部のサイト、前のオーナーが運営しているホームページ。そこのホームページは他社に依頼していたので（予約ができた）、更新が遅れていたのは事実」
「（Q.予約している人に連絡は？）さきほども銚子市役所に行って全部観光協会にお任せしている」
「（Q.名簿を渡した？）そうです」
「（Q.観光協会から連絡してもらう？）そうです」
予約客への連絡は観光協会が対応すると説明しましたが、観光協会によりますと、問い合わせがあった場合にのみ対応するということです。
宿泊代金を払ってしまった予約客への対応は…。
ホテルの社長を名乗る女性
「お金は一円ももらっていないです。OTA（旅行サイト）がほとんどなので、OTAは宿泊しない限りはうちには一円も入らないのでお金に対しては大丈夫。安心してください」
代金は旅行サイトを通じて、返金されると説明します。
中国SNSで集客も「観光客減少」
経営体制が代わり、現在の社長が就任したのは2024年6月のこと。
ホテルの社長とみられる人物
「私は380年の歴史がある『国際観光旅館 大新』を買収しました」
中国のSNSに投稿された動画では、社長とみられる人物が中国語で旅館をアピールしています。
ホテルの社長とみられる人物
「本日は、私たちが昨年買収した千葉の温泉を、皆さまにお見せしたいと思います」
騒動の渦中にある「ホテルニュー大新」は4月の投稿で…。
ホテルの社長とみられる人物
「こちらのホテルは、お客様に対して日本語ではおもてなし、中国語だと至れり尽くせりの接待を受けるような感覚を提供しています」
この投稿をしたSNSのプロフィールには、30軒以上の老人ホームや13軒の温泉ホテルや民泊を経営していると記載されています。
従業員への給与未払いも
4月に集客を図っていた一方で、10月に休業を決めた理由は…。
ホテルの社長を名乗る女性
「最近観光客が少なく。そのタイミングでリフォームをして」
「（Q.このホテルを閉めたのは経営状況の悪化と関係が？）若干あります」
従業員の給料の未払いが起きていることについては。
ホテルの社長を名乗る女性
「一部の人は日本語もできない。仕事もしていない。そういう人には紹介会社にも相談して、どういうふうに対応したらいいか」
「（Q.給料が払われていないのは従業員に問題？）そうです、あと一部確認不足もある」
春にはリフォームを終え、ホテルの営業を再開する方針で、従業員に対しては今後、説明会を行うということです。
ホテルの社長を名乗る女性
「今回、ご迷惑をお掛けしすみませんでした」
（「グッド！モーニング」2025年12月27日放送分より）
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