さらに、雲の中心部に入ったことで強烈な風を受け、船が「ほぼ横倒し」になった。タモリは「ほぼ45度ぐらい」傾いた船にしがみつき、振り落とされないように必死に耐えた。その瞬間、タモリは「もうこれは死ぬと思いましたね」と明かした。

 時間はそれほど経過していなかったものの、ようやく風が収まったとき、気持ちは落ち着いているにもかかわらず、恐怖のあまり膝がガクガクと震え「膝が笑う状態になった」という。

 この経験から、タモリは「積乱雲を舐めちゃだめです」と、自然の恐ろしさを改めて強調した。

(『徹子の部屋』より)