「パウンド連打、重たい一発。恐怖の拳が朝倉未未来に襲い掛かっていく」“路上の伝説”が一方的に殴られる修羅場に実況席から悲鳴のような声。ファンからも「止めてあげて」「もはやホラーゲーム」など悲痛な声が相次いだ。
2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで「RIZIN 師走の超強者祭り」が開催され、メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチで王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフが1ラウンド2分54秒、パウンドの連打で朝倉未来をTKOで下し、防衛に成功した。
キルギス出身のシェイドゥラエフは16勝0敗、フィニッシュ率100%。挑戦者の朝倉にとってはキャリア過去最強の相手として“圧倒的不利”の下馬評で挑む異例のカードとなった。
余りにも強すぎる王者だ。試合序盤こそシェイドゥラエフのプレッシャーに、左ハイで反応を見せた朝倉だが、ロープ際のリフトからのパウンド、素早くバックからスープレックス2連発と規格外の怪力とテクニックを前に、ファンは「無理無理」「バケモン」「パワーどうなってんだ」「プロレスかよ」「遊ばれてるやん」と唖然。
スープレックス後もフックを解除せず、コーナーへと引き込んだシェイドゥラエフは、顔面にヒザ。串刺し状態から硬いパンチ連打で朝倉を削り、マウントやハーフガード、亀の状態の朝倉に対し、後頭部を避けつつ容赦ない拳を叩き込み続ける。
ほぼ無抵抗の状態。バックからの鋼鉄のような拳の連打に「動け!」の声援も飛ぶが、徐々に「もう止めて」「これは無理だ」「強すぎる」など、絶望の声が相次ぐ。
レフェリーは朝倉の反応を見ながら試合の状況を注視。怒涛のパウンド攻撃に、かすかに朝倉がガードするような動きを見せるが、力が抜けた状態だ。一方的な状況に「パウンド、このパウンドは重い! パウンド連打、パウンド連打、重たい一発。様々な角度から恐怖の拳だ!」と悲鳴のような実況。ファンも「止めるのおせえよ」「ストップ遅すぎる」「もはやホラーゲーム」と阿鼻叫喚のなか、レフェリーがようやく身体を入れてストップ。意識はかすかにあるものの朝倉は仰向けで天を仰ぎ、即ストレッチャーが投入され搬送された。
試合前に「さすがにバケモノだとは思いますけど、俺なら勝てると思ってるんで」と覚悟を語った朝倉だったが、シェイドゥラエフの“バケモノ”レベルは朝倉本人の想定を遥かに上回るものだった。ファンからは「人外すぎる」「もう誰も勝てない」「この化け物と試合をしただけ勇気があるわ」「これだけの差があったか…」と諦めムード。この日のゲスト解説ケンドー・コバヤシは「俺はもう中央アジアが怖いです。人間の種類が違うみたいな気がして…」と、目の前で起きた絶望を吐露した。
大会側によると、朝倉は意識こそあるもののダメージは大きく、救急車で緊急搬送され、予定されていた試合後会見は欠席。精密検査を受けているということだ。
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