

8日午前11時30分ごろ、東京・大田区の大型マンションの3階にある一室で、血を流している40代くらいの男性が見つかり、その場で死亡が確認されました。男性は、この部屋の住人とみられています。
【画像】“食事の約束”も現れず 友人らが訪問 刺し傷は5カ所…マンション殺人で捜査本部設置
捜査関係者への取材で、遺体発見までの経緯がわかってきました。


通報したのは友人2人で、男性と一緒に食事の約束をしていたそうです。しかし、男性は現れなかったため、不審に思い、自宅を訪ね、インターフォンを鳴らすも応答はなく、電話すると、中から着信音とテレビの音が聞こえたといいます。



心配になり、管理人を通じて110番通報。
警察官が臨場したうえで、男性の勤め先の従業員から合鍵を受け取り、中に入ると、ダイニングキッチンの床にうつぶせの状態で血を流して倒れていました。
男性は、発見時、刺し傷が少なくとも5カ所ありましたが、現場からは刃物のたぐいは見つかっていません。さらに、男性はパーカーを着ていましたが、下半身は下着の状態だったこと。そして、玄関や窓には鍵がかかっていたそうで、密室ともいえる状況でした。

マンションは、JR大森駅・京急大森海岸駅の中間地点。両駅から500メートル圏内の住宅街です。周辺にはオフィスや、大型商業施設などが立ち並びます。

マンションの住人
「(Q.この辺りの環境は)いいところですよ。住みやすいですし。(Q.トラブルでのケンカする声とかは)ないです。静かなマンションです」
現場近くの住人
「治安もそんなに悪くなくて、小さい子どもも1人で公園で遊んでいますし、特に問題はなかったように感じるんですけど。怖いですね。娘がいるので、巻き込まれたら怖いですね」
街の中でもひときわ目立つ大型マンション。部屋数は150戸以上、築年数は40年以上に及んでいます。

マンションを知る人
「(Q.玄関はどうですか、マンションの入り口の)そこは夜間だけ昔、オートロックだったんですけど、もともとテンキーみたいなのを押して入る仕組みだった。そのテンキーすら反応が悪いというか、古くて。正しい番号押してるのに、開かないじゃんみたいになって。もうボロいし、入力しても開かないときあるから、もう開けるようにしようよ。どうせ裏口から入れるんだしってなって」
正面玄関のオートロックはありましたが、機能しておらず、裏口からも入れたそうです。
捜査関係者によりますと、この部屋に住む男性は、映像や音響の仕事をしていたそうです。

同じマンションの住人
「(Q.交流は)帰ってくると『おかえりなさい』、途中で会うと『おはよう』とか。会ってご飯食べたりとか、そういうことはない。あいさつとおかえりって言って、それで夜、例えば遅く出ようとすると、『どこ行くの?』『飲みに行くんだー』って。そういう話しかしてない」
警視庁は、男性の身元の特定を急ぐとともに、特別捜査本部を設置し、殺人事件として捜査を進めています。
