
コメの値段は年が明けても最高値を更新しました。しかし足元では“下落”の兆しも見えています。
【画像】『5キロ4416円』コメ価格また最高値更新も…足元では“下落”の兆しも

9日に発表された全国のスーパーでの平均価格は、前の週よりも93円高い、5キロあたり4416円で、最高値を更新しました。
この高値が続く状況に変化が起き始めています。東京都内のスーパーの事務所では、10日の特売に向けて準備が進められていました。千葉県産『こしひかり』が2年ぶりの安さです。

スーパーイズミ 五味衛社長
「これだけ売れないと下げなきゃしょうがない。広告を入れても『行こう』と思わない値段じゃ入れる意味ない」
さらに、卸売りと生産を行っている業者は。

米のたけやま 伊藤享兆社長
「今までこれほどの在庫が売れずに余るということはなかった」
去年収穫され、買い手がつかない銘柄米。その量は実に1300トン。高値で仕入れたため、値下げをしてこなかったという事情があります。結果、価格の安い備蓄米や輸入米に押され、割高な銘柄米が売れ残ってしまったのだといいます。
米のたけやま 伊藤享兆社長
「今年の8月までには、ここにある在庫は販売しきらないと、令和8年産のお米がこの倉庫に入らなくなってしまうので。全て販売できれば」
こうした状況に、年末から5キロあたり200円ほど値下げし、3000円台で販売を始めました。背景には“同業他社の出方”も関係しているといいます。

米のたけやま 伊藤享兆社長
「(去年の)年末に5キロ3000円前半のお米を販売した業者もいた中で、販売量が伸び悩んでいるという話も聞いたので。どこまで下げたら、しっかり売れるお米になるのか。底値の探り合いになっています」
最高値更新で始まった今年の価格動向は。

宮城大学 大泉一貫名誉教授
「上がったとするなら、大手スーパーが『まだこの値段でも売れる』と踏んでいる。25年産のお米は供給過剰なので、どこかで価格は下落せざるを得ない。6月ごろには3500円から、あるいはそれを下回る水準まで下がっていくのではないか」
