
選挙に向けた動きが加速しています。12日、安倍晋三元総理大臣の慰霊碑を訪れた高市早苗総理大臣の判断は?
高市総理が地元・奈良に
その胸のうちに秘めた想いは何なのか。23日に召集予定の通常国会の冒頭で、衆議院の解散を検討している高市総理。12日、向かった先は…。
高市総理が奈良市内の実家に到着しました。総理就任後初めての奈良市内の実家への帰郷です。
国民民主党の玉木代表は「経済後回し解散」になると、友好的なムードを一変させています。
国民民主党 玉木代表
「前回の衆議院選挙から、まだ1年3カ月ですからね」
通常国会の冒頭で衆議院が解散された場合、今月27日公示・2月8日投開票、または来月3日公示・15日投開票の日程が想定され「真冬の決戦」となります。
国民民主党 玉木代表
「特に今、北海道、東北、北信越、雪がね。積雪寒冷地帯は厳しい状況にありますから。そうなると選挙活動自体にも地域的な差が出てきてしまうと。そういったことも考慮する必要があるのではないかなと」
選挙活動に欠かせない選挙カーなどをレンタルしている、こちらの会社…。
グリーンオート 若狭侍郎代表
「もし、あの日程になった時に、ガラス張りの選挙カーが、知事選とか市長選で半分くらい埋まっちゃってるような状況でして」
与野党双方から電話が相次いでいます。
若狭代表
「土曜日の朝に報道が出て、土曜日一日だけで50件ほど問い合わせが会社にあった。山口県知事選挙や、東京・町田市長選挙、市議会議員選挙。1月末から2月、3月と意外と選挙日程は立て込んでいて。衆議院選で何台用意できるかシミュレーションしている状況」
なぜ今、解散・総選挙?
政治部官邸担当 大石真依子記者
「衆議院の解散・総選挙について高市総理は11日夜、周辺に『まだ決めていない』と話しています。これは、総理が今まさに解散を考えていることを認めたことになります。ある自民党幹部は『次の選挙は自民党が単独過半数を取らないといけない。それに向けて、総理はタイミングを見極めている』と解説します」
解散について身内の自民党は…。
自民党幹部
「今解散すれば、30議席は増やせるだろう」
政治部官邸担当 大石記者
「高市総理は12日から、地元・奈良に入っていまして、13日には韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が来日し、首脳会談が予定されています。また15日からはイタリアのメローニ首相が来日する予定で、一連の外交日程が終わってから、自身の考えを表明するものとみられます」
「通常国会冒頭での衆議院解散を巡っては、自民党内から『とにかく支持率が高いうちに解散してほしい』と歓迎する声がある一方で、新年度予算案の年度内成立が絶望的になるため、野党だけでなく総理周辺からも物価高対策を最優先にするといった『これまで本人が言ってきたことと整合性がとれない』など批判の声も上がっています」
「高市総理が解散を急ぐ背景には、国会での予算審議が始まって野党の見せ場が増え、いま好調を維持している支持率が落ちることへの警戒感のほか、日中関係の悪化に伴う経済へのダメージを懸念しているものとみられます。官邸幹部は、高市総理の台湾有事を巡る国会答弁を含めたこれまでの総理自身の発言に伴った影響が、『ここから中期的に顕在化してくるだろう』と話しています」
先週末に高市総理と話をした、連立政権のパートナー・日本維新の会の吉村代表は…。
「選挙、つまりこれは解散ですよね。遠くないなと」
一方、野党側も動き始めました。
立憲民主党・野田代表と公明党・斉藤代表が都内で会談。選挙協力に向けて意見交換を行いました。
立憲民主党 野田代表
「理屈がないんですよ。大義がない。経済や物価対策と言いながら、それとは違う政治空白をつくる動きがあったことは、何か心配なことがあって解散せざるを得なくなってるのではないのか」
公明党 斉藤代表
「来年度予算案の年度内成立が経済対策としても非常に重要な場面。また世界状況も大変厳しい緊迫した状況の中で、なぜ今解散なのかと」
参政党 神谷代表
「アメリカのベネズエラへの攻撃、イラン情勢の不安定化、そういったことを踏まえて高市総理としても選挙は早めに終わらせて、自分の足場をしっかり固めたうえで国際的な大きな変化に挑もうとされてるんじゃないか」
れいわ新選組、共産党、日本保守党は選挙準備を急ぐ考えを示しています。
高市総理 安倍元総理の慰霊碑へ
午後3時すぎ、高市総理は奈良市内で銃撃を受けて亡くなった安倍元総理の慰霊碑を訪れ、献花しました。
高市総理のXから 午後5時半ごろ投稿
「日本の名誉を守り、経済を強くすることに心血を注がれた安倍元総理。その思いに改めて心を寄せ、日本の舵取りという重責を担う者としての決意を新たにしました」
大石記者
「きょうも高市総理は取材に答えず、その胸の内は分からないが、これだけ流れができている中、与野党ともに『解散に踏み切るだろう』との見方が大勢」
