トランプ氏「強力な選択肢を検討」軍事攻撃など検討か…イランのデモ500人近く死亡
この記事の写真をみる(8枚)

経済難から始まったイランでの抗議活動は収まる気配がなく、これまでにデモ隊だけで500人近くが死亡しました。アメリカのトランプ大統領は「強力な選択肢を検討している」とイランへの脅しを強めています。

【画像】トランプ氏「強力な選択肢を検討」軍事攻撃など検討か…イランのデモ500人近く死亡

デモ参加者500人近く死亡

遺体安置所
拡大する

四方で響き渡る、嘆きの声。遺体安置所の映像がネット上に公開されたことで、犠牲者数が大幅に増加しました。

デモ
拡大する

デモ隊側の死者は491人。抗議に参加していない市民にも5人の死者が出ています。

先週、一気に規模が拡大した抗議デモ。当局がネットや通信回線を遮断したことで、弾圧が強まったとの指摘もされています。

トンプソン副代表
拡大する

人権団体『HRANA』  トンプソン副代表
「インターネットが完全に遮断されると暴力がエスカレートします。外部から見えない状況になるので、政権が本格的な弾圧に乗り出す兆候だと考えられます。インターネットが遮断され、外部へのアクセスも規制されたこの数日間も暴力が過激になっているので、因果関係があるはずです」

声明
拡大する

10日には検事総長が「デモに参加すれば死刑に処される可能性がある」と声明を出しましたが、それでも熱が冷める気配はありません。

イラン人
「この音が聞こえるか。早く壁のほうへ来い。こうやって無差別に発砲してくるんだ」

軍事・サイバー攻撃など検討か

このまま弾圧が続けば、事態は“次の段階”へ移ることになります。トランプ大統領が“市民を殺害すればイランを攻撃する”と公言しているからです。

トランプ大統領
拡大する

アメリカ トランプ大統領
(Q.介入すべきレッドラインを越えたか)
「そうなりつつある。罪のない人が殺されているようだ。我々も米軍も状況を注視していて、強力な選択肢も検討している。これから判断を下す」

検討中だという選択肢。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、軍事攻撃、サイバー攻撃や、さらなる制裁強化などが俎上(そじょう)に上がっているといいます。ただ、トランプ政権側にも慎重さが垣間見えます。

ウォール・ストリート・ジャーナル
拡大する

ウォール・ストリート・ジャーナル
「先週の政権幹部間での協議で、側近らは『アメリカやイスラエルが介入すれば“全国蜂起の黒幕は外部勢力”だとする、イラン政権のプロパガンダを助長しかねない』と懸念を表明した」

今は目いっぱい脅しをかけつつ、13日に国防長官らを集めて、どの選択肢にすべきかを協議する予定です。

トランプ大統領
拡大する

アメリカ トランプ大統領
(Q.イランは脅しを本気と受け取るか)
「CNNはイランが本気にしないとでも?なんて馬鹿げた質問だ。昨日向こうから連絡がきた。イラン政府上層部から交渉の申し入れがあった。アメリカにやられっぱなしで疲れたんだろう。イランは交渉を望んでいる」

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(8枚)