
この3連休は今シーズン最強寒波の影響で交通機関の乱れなど各地で混乱が起きました。山形県の西川町では激しい大雪になり3メートル級の積雪となりました。
介護スタッフ奔走 大雪影響の最前線
激しく雪が降りつける新潟県見附市。
デイサービスセンターみつけ
高橋美江子さん
「慌ただしいです。大変、きょう一番大雪なので。職員、みんな早く来ました」
朝から慌ただしく車の除雪作業をするのは、デイサービスのスタッフです。
「凍ってます。きょうは一番すごいです。でも毎朝(雪を)かきます」
利用者が安全に通れるように、道路や入り口の除雪も行います。
「ここ大変。重たい」
「すごいね。ふぶく。これは除雪機が欲しい」
スタッフ総出でおよそ30分。除雪を終えると、息をつく間もなく利用者の送迎です。
「きょうが一番(雪が)積もってるし、一番道路状況も悪いし天候も悪いし。大変です。怖いです」
大雪の中でも無事送迎
雪道を進み、見附市に住む90代女性の自宅に到着。
職員
「おはようございます!きょう滑るので気を付けて」
「雪すごいですね」
「気を付けて。頑張って」
利用者
「はい。ありがとうね」
杖をついて歩く女性を支えながら、一歩ずつ慎重に進みます。
利用者
「きょう(雪が)すごいね」
職員
「すごいね」
雪がない場所も、ホースが置かれているため、またぐのも一苦労です。女性を施設に届けると、再び他の利用者を迎えに行きます。
職員
「すみませんでした。遅くなりました」
利用者(70代)
「いいえ」
職員
「雪すごいですね」
男性の手をとりながら慎重に歩きます。
職員
「狭いね、ここ気を付けて」
運動や、食事、入浴などを行い、施設で6時間ほど過ごすと、利用者を自宅へ送り届けます。
利用者(90代)
「(雪が降ると家から)出たくても出られないの、危なくて」
「(Q.雪でも迎えに来てくれてありがたい?)そう」
90代の女性を長岡市の自宅へ送り届けます。
高橋さん
「一緒に行きましょう。(階段に雪が)すごいね、滑るね。待って私が(雪を)かく」
今季一番の大雪の中でも無事に送迎を終えることができた介護スタッフ。
「お風呂入ったり、お友達とお話をしたりとか、唯一の楽しみだったりされてる方が多いです。(大雪で)行けませんっていうことはしてないです」
「視界が取れない」迫りくる巨大な雪塊
山形県の中心部にある月山のふもと、西川町の「志津温泉」。志津地区は気象庁の観測地点はありませんが、青森の酸ケ湯に匹敵する「隠れ豪雪地」です。
志津地区では、「清水屋旅館」の敷地内に設置された記録計で積雪を独自に計測。12日は270センチです。
12日に山形県内のアメダスで最大積雪を観測したのは、肘折で148センチですが、肘折の2倍近く積もっていることになります。
ここまで降ると、大変なのは除雪作業です。
「一回雨降っているんで、下20センチくらいがすごく重い。明日とか気温高くなるので落としておかないと」
別の旅館でも、宿泊客が通れるよう除雪は欠かせません。
変若水の湯 つたや
志田靖彦会長
「(除雪は)朝と夜と大体2回くらい。お客さんが入るころまた積もってしまうんで」
この豪雪は温泉でも見られました。窓の外は雪景色…というよりも雪の壁。露天風呂は雪が見えるというよりも、迫ってくるようです。
日帰り温泉客
「今回は雪の量がすごくて雪しか見えなかったけど、それでも雪は雪できれい」
ただ、ここまで来るのは大変だったようで…。
「来る道が険しかったので。ふぶいているし」
「ホワイトアウトで結構前が見えない状態」
インタビュー中にも…。
志田会長
「(Q.風がすごいですね。雪が舞ってる)視界が取れないくらい雪舞ってきますよね」
JAF隊員が直面“最強寒波”猛威
3連休の山形県は激しい雪に見舞われ、その影響で車のトラブルが相次いでいました。
吹雪の中、現場に向かう1台の車。車のトラブルに電話一本で駆けつけるJAFの車です。隊員が向かったのは米沢市のカフェの駐車場。到着するやいなや、赤い車の元へ…。
JAF隊員
「ここが駐車場で、ここが雪で、下が畑らしいです。だから後ろに引っ張るしかない。ここが落ちている感じです」
JAFを呼んだ県内に住む男性は、雪の中の運転には「慣れている」と言いますが…。
依頼者
「全然雪で境が分からなくて、駐車場の延長だなと思って走ったが、こうやって見ると下が空いてたんだなと。吹雪いていたのでこの先も駐車場だなと思い進入した」
雪が降っていなければ段差もはっきりと分かりますが、雪の影響で隣接する畑との境目に段差があることに気付かず、右前のタイヤを脱輪させてしまったといいます。
隊員
「じゃあ引きますよ」
作業開始から20分。無事に抜け出すことができました。
依頼者
「心強いですよね。迅速に来てくれたし、ありがたい」
リスクある救出方法 苦渋の決断
翌朝午前9時半。大粒の雪が舞う中、要請が入りました。
依頼者
「きのう夕方あたりに(車を)動かそうと思ったら、(タイヤが)キュルキュルとなってしまって動かなくなった。タイヤに板をかませてもダメだったので」
自宅に止めていた車がスタック。タイヤは半分ほど雪に埋まっています。
JAF隊員
「ワイヤでまっすぐこのまま引き出そうかなと思います」
「牽引(けんいん)フックが車のどこかに入っているはずなんですけど…」
しかし、通常はトランクなどに備わっているはずの牽引用フックが見あたりません。シートの下までくまなく探しますが…。
「ないですよねー。そこにはジャッキは入ってるんですけど」
そこで別の車のフックを試してみますが、サイズが合いませんでした。
「サイズ合わないですね」
「フックがないとね…」
もはやお手上げ状態かと思われましたが、JAF隊員が導き出した救出方法は、布製のベルト。車体フレームの頑丈な部分に装着して引っぱることに。ただ、それにもリスクがあります。
「バンパーが上に押される形にはなるので、傷ついたり割れたりとか。引っ張らないとどうしようもない」
依頼者
「じゃあ…まぁ」
依頼者にとっても苦渋の決断です。無事に引き出すことはできるのでしょうか。
「巻きまーす」
救出に成功!車体も傷一つなく無事です。
依頼者の父
「よかった!上がった!ありがとう!」
JAF山形支部 山形基地
若木和真班長
「イレギュラーな牽引フックがなかったり、作業リスクが高かったとかありましたので。気を使う作業というか。よくあることです」
依頼者
「やっぱり日頃からいろいろ備えてないとダメだなと思った」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2026年1月13日放送分より)
この記事の画像一覧
