
13日、41都道府県で出された強風注意報。各地で電柱が倒れるなど被害が出ています。風速30メートルを超える世界はどれだけ危険なのでしょうか。
関東で強風被害 空が黄色に?
強風のため左右に揺れながら降りてくる飛行機。もうすぐ着陸というところで、再び空へ戻っていきます。
成田では瞬間的に20メートルを超える風が吹き、着陸できず目的地を変更する飛行機が10便相次ぎました。
周辺で撮影された映像を見ると、強風とともに砂埃(すなぼこり)が舞い上がっていました。
一瞬にして視界を奪われる状態。特にひどいのが近くの八街市です。
「こちらは八街消防団。ただいま強風警戒中です」
ライトをつけて走る車。速度を落として走行します。
強風で砂埃が舞い、空は黄色くなっています。特産の落花生畑が広がる八街市特有のもので、「やちぼこり」といわれるものです。
地元の農家
「ここからあの信号まで見えない(ことがある)」
この「やちぼこり」、空からもよく分かります。衛星画像を見ると、茶色い砂のようなものが海に流れています。
松井燃料 松井裕司さん
「数メートル先が見えなかったり、砂埃がたまると車がスリップする」
ガソリンスタンドを取材中も…。
藤田大和アナウンサー
「数メートル先の視界が…」
松井さん
「(Q.扉は?)閉める。すき間を埋めて。それでも入ってくる」
「(Q.洗車は?)とんでもない。洗車機自体が砂まみれ。客の車がズタズタになっちゃうから、きょう一日使えない。あすも使えない。あらゆるものが飛んできます」
八街市周辺の最大瞬間風速は22.2メートルです。
13日は、全国の40を超える都道府県に暴風警報や強風注意報が発表されています。
スリッパが凶器に?
風速30メートルを超えると、身近な物が凶器となります。13日、それと同レベルの強風が石川県で吹き荒れました。
キツネが吹雪の中を走っていきます。暴風雪警報が出された北海道石狩市の様子です。
ワカサギ釣り客
「(Q.きょうの夕飯は?)ワカサギの天ぷらです」
「(Q.天気がひどくなる予報)ダメじゃない。ここからだとやばい」
13日は全国の40を超える都道府県に暴風警報や強風注意報が発表され、山形県酒田市では最大瞬間風速34.9メートルを観測しました。
風速30メートルを超えてくると物が凶器となります。
これは実験です。風速30メートルの風では、飛んでくる物は秒速30メートルになることがあります。
秒速30メートルではビニール傘がガラスを突き破り、50メートルでは飛ばされたスリッパがガラスを貫通します。ガラスも粉々です。
それと同レベル、最大瞬間風速31メートルを観測した石川県羽咋市。強風にあおられ、近くでは雷も鳴っています。
最大瞬間風速25.8メートルの強風が吹いた東京・台場周辺。砂浜が近い場所では、風で飛ばされた砂が通路脇にたまり、風で巻き上げられ時折砂煙になっています。
近くにある海釣りの施設では海水が吹き上げ、午後になって施設を閉鎖しました。関東の風の強い状態は13日夜にかけて続く見込みです。
