―高市総理が突然解散したことの評価、新党が自民党の穏健派の勢力に対しても呼びかけていることについて。
野田 一昨年の暮れの総選挙、そして去年の夏の参議院選挙、そして今回また解散総選挙。期間で見ると1年数カ月の間だ。1回にだいたい600億から700億ぐらい、全国規模の選挙は使う。それだけ血税を使ってやる意味が一体あるのか、大義があるか、厳しく問われなければいけない。(高市総理は)維新と組んだ連立についての是非、合意したことの信を問いたいと言うが、それはもう去年の連立。解散で信を問うなら、なぜもっと国会の召集を早くしないのか。早くやっていればきちっと予算の審議ができて、年度内の成立を目指すことができた。中途半端な時期に国会を召集して、なんで急に冒頭で解散するのか。
大雪が降ってポスターの掲示板で見えなくなってしまうとか、受験生で18歳の人たちもいる。正当性は何なのか。党の幹部とも相談していないという。個利個略的にしか見えない。
斉藤 今まさに暮らしにとって非常に大切なこの時期に解散をするのは、私たちの国民生活をないがしろにした解散ではないか。今回の解散で、我々は受けて立って戦うわけだが、右傾化が進み、分断と対立を政治的エネルギーにするような風潮の中で、中道という勢力を日本の政治のど真ん中に置いておくことが非常に重要だ。
これからの日本にとって生活を守るという意味でも、また平和を守るという意味でも重要で、中道の塊ができるその第一歩の選挙になれば、私はそれなりに意義のある選挙になるのではないかと思っている。
野田 穏健な保守の人たちも含めての呼びかけは幅広くいろいろなところに声をかけ続けていきたい。ただ今回の選挙中に一緒に戦うことができるかどうかというと、これは限られている。時間的な制約もあるので、今回新党という形でやって、引き続き粘り強くいろいろと声をかけ続けていきたい。中道が元気になって存在感を示せば、穏健な保守の皆さんとの連携が次に繋がってくると思う。リベラルな人たちとの連携も可能になってくる。もっと大きな塊にしていければ、政界再編の第一歩を踏み出すという戦いになる。
―今回、政党名に立憲や民主、公明といった言葉を入れなかった理由は。
野田 あくまで中道の政治という理念、考え方のもとに、賛同する人たちが集まる新党。お互いそれぞれの党名にはこだわりがあり、また長くその名前で戦ってきた歴史もある。そういうことを乗り越えて中道という理念、基本政策のもとに集まる人たちの集合体としての新党なので、両方の名前にこだわらずに、まさに理念先行で名前を作った。
斉藤 公明党支持者の中では、私も今回多くの声を聞いているが、公明という名前に本当に誇りを持って、こだわりを持って頑張ってきてくださった方々からも「残念だ」という声を聞いている。しかし今回は、その中道の理念を掲げて具体的な政策を5つ提案させていただいている。新しい理念、我々が掲げた政策のもとに、今いる党を離党してその理念に共鳴して集まってくる。そこに集まってくる人たちで新しい中道の塊を作るという意味で、あえて新しい名前で戦うということで、公明支持者の方にも今説明を一生懸命始めたところだ。
―高市総理の支持率が非常に高い。どうやって選挙戦を戦うのか。
野田 高市総理の支持率はとても高いが、自民党の支持に直結しているわけではない。地方選挙を見る限りにおいては、高市政権の支持率が自民党の選挙に直結をしていない結果がずっと続いている。我々はしっかりと主張を、生活者ファーストの視点からの政策のパッケージを打ち出すことによって、若い世代も含めてメッセージが訴求するように頑張っていきたい。
斉藤 立憲民主党と公明党は、若い人の支持率が低いと言われている。我々はこれまでも全世代型の社会保障ということで全世代の政策についてしっかり訴えてきたが、それが今一つ浸透していない。若い方々の訴えに、気持ちに訴えるような、例えば消費税の軽減税率、これを引き下げていくなど、また社会保険料も新しい財源を我々が提案しようと思っている。現役世代をしっかり応援する。世界情勢を見ても日本の平和は、本当に厳しい状況にある。平和を守ることが、暮らしを守ること、人生を守ることにつながる。しっかりご理解いただけるような政策の打ち出しをして支持を得たい。
―新党への参加状況は。また衆院選まで時間がない中、候補者の擁立状況は。何議席を目指すのか。
野田 現段階で、立憲民主党に所属をしている人が離党して今回の中道という新党にどれぐらい入っていくか、確認していない。来週の初めぐらいに離党届を出していただいて、そして新党に入るかどうかという手続きになる。できるだけ多くの人たちに賛同していただいて、入っていただきたい。
議席数では、(立憲民主党の)全員が入ってくれば衆議院で148人。新人や比例で挑戦をする仲間を合わせて全て公認した時には、170から180人はいくかも知れない。加えて今日から3日間ほど公募もしている。公認した人は全員当選させるというのが我々の責任だ。
斉藤 公明党は、現在いる衆議院議員は、今回の選挙で引退する人を除いて全員が新党に加わる予定だ。また、今落選中だが、今回の選挙に挑戦する元議員も新党に加わる。
(ABEMA NEWS)
