サッカーワールドカップの特集です。22日は先週の香川真司選手(36)に続き、内田篤人さんと共に日本代表で活躍した吉田麻也選手(37)です。現在、アメリカで現役選手としてプレーしています。過去3大会、ワールドカップに出場していて経験豊富です。内田さんが話を聞きましたが、聞いたことのない発言が飛び出しました。
「北中米W杯を目指す」
インタビューの冒頭。開幕まで半年を切ったワールドカップについて、吉田選手が切り出しました。
「正直、この2、3年はワールドカップの話は避けてきた。残り半年になって、いよいよここから半年勝負かなと。“北中米ワールドカップ”を目指して頑張りたい」
これまで代表復帰への思いを心に秘めていた吉田選手。初めてワールドカップを目指すと宣言したのです。
「みんなが見るような番組で言うと、絶対ニュースされる。自分に発破をかける意味でも、この半年は勝負したい」
吉田選手はカタールワールドカップ後、森保ジャパンへの招集はゼロ。年齢も37歳となった今、なぜその決意に至ったのでしょうか?
きっかけとなったのは、つい先月。ゲストとして参加したワールドカップ組み合わせ抽選会です。
「アメリカのトランプ大統領、メキシコのシェインバウム大統領、カナダのカーニー首相も来て、すごいお金かかっている」
「(Q.誰かと喋ったりはしないの?)元イタリア代表のデルピエロは『ボナセーラ!(こんばんは)』とあいさつしてくれて。イタリア人に認知されてるんじゃないか。イタリアでやって良かった!非常に良い経験でしたし、同時に改めてワールドカップってすごい。ワールドカップに行きたいという思いが、その日すごく強くなった」
世界中が注目する祭典でレジェンドたちからも刺激を受け、ワールドカップへの思いを再び燃え上がらせたのです。
米国での経験を日本代表に
吉田選手は、主戦場をヨーロッパからアメリカに移し、LAギャラクシーで4シーズン目。メッシ選手(38)などスター選手もプレーする成長著しいリーグで活躍しています。
去年は36試合に出場。2年前には、キャプテンとして全米を制覇しました。その経験を日本代表に生かせるといいます。
「場所によってアメリカは全然違うので、そこはちゃんと理解しとかないと。気温と時差に加えて高地。この3つは絶対に頭に入れておかないといけない。その土地のことを知るのがすごい大事」
今回、日本代表はアメリカ・テキサス州のダラスで第1戦と第3戦を戦います。高温多湿といわれる地域で予想だにしないことが起こるといいます。
「6、7月ってテキサス州はハリケーンみたいなやつが来る。それで中断することがある」
実際、テキサス州で行われたアメリカンフットボールの試合では、激しい嵐で中断を余儀なくされました。
「(Q.一番遅くて、今まで何時でプレーしたことがある?)夜11時半。テキサスで夜8時キックオフだった。ハリケーンで3時間、ドレッシングルームで待ち」
「(Q.じゃあ、そういう可能性もなくはない?)そういうことを想定しておかないといけない。今話したことをみんな知らない。僕より知ってる人はいない」
W杯3回出場 貴重な経験値
ただ、吉田選手のポジション・センターバックは名門バイエルンなどヨーロッパでプレーする選手がずらり。若手も台頭するなか、吉田選手の入る隙はあるのでしょうか?
「(Q.日本代表のメンバーに入れたら、どういった影響をチームにもたらしたい?)僕より多くの国際大会に出ている選手は長友選手以外いない。『ブラジルの時こんな感じだった』『また失敗した』『ロシアでうまくいったな』『カタールのここが良かった』とか比較できることが大きい」
現在、代表のセンターバックにはワールドカップに2大会以上出場した選手はいません。3回出場している吉田選手は、経験値でも違いを見せられると考えています。
「それを踏まえると、3回出場しているのは貴重な経験値。経験値だけで呼べって言ってるわけではない。パフォーマンスで呼んでほしい。付加価値を自分で出していく必要がある」
「(Q.入る入らないは別として、選手として目指すことはプラスしかない)間違いない。日々のモチベーションが全然違う。言葉にしていこう」
3年間代表招集なしでも
内田さん
「吉田選手は3年間、日本代表には招集されていないんですが、監督も周りの選手も吉田選手のプレースタイルや実力は分かっています。90分でのパフォーマンスが必要なうえで、試合状況によっては途中出場のシチュエーションもあると思います。例えば、ロングボールが多くて跳ね返してほしいとか、そういう時は経験と度胸が必要になってくるので、それは彼が持っていると思います」
森保一監督はこれを聞いてどう思うでしょうか?
「ドキドキしてるとは思うんですけど、今回、言葉にするリスクというのは、彼は本当に理解したうえでインタビューを受けてくれました。とことん目標に向かって頑張っていってほしいなと思います。彼がいるというのはピッチ上だけじゃなくても、その他でもいろんなプラスがあると思います。楽しみにしています」
(2026年1月22日放送分より)
