外資系生命保険大手のプルデンシャル生命保険は、社員や元社員ら100人超が、顧客から総額31億円の金銭をだまし取るなどの不正行為を行っていたことに関し、会見で説明を行った。
【映像】記者の激しいヤジで「30秒質疑中断」の瞬間(実際の様子)
会見冒頭、間原寛社長兼CEOは「弊社において、金銭に関して長年にわたり重大な不適切行為が発覚し、被害に遭われた皆様、お客様、他社様の生命保険にご加入されている皆様、生命保険業界にいらっしゃる皆様、そして社会の皆様に多大なるご不安とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心より深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
被害者への補償については、親会社であるプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンから独立した第三者の専門家で構成されるお客様補償委員会を設置し、認定した損害を全額補償するという。
記者との質疑応答に移る際、プルデンシャル生命保険の司会者から以下のようなアナウンスがなされた。
「本日は当社をご担当していただいております日銀記者クラブの加盟者の皆様、それから日常的にご取材をいただいております経済雑誌の皆様にご案内をいたしております。ご質問につきましては、ご案内をさせていただきました記者の皆様を優先させていただきますので、何卒ご了解をいただきますようお願いを申し上げます」
だがその後、2時間弱ほどの質疑応答を経て会見が終盤に差し掛かったところで記者の不満が爆発した。
司会者が「大変恐れ入ります。後列の方は、先ほど申し上げましたように、担当が残って全てのご質問にお答えをいたしますので、ご理解いただきたいと思います。それではですね、大変恐れ入りますが、終了の時刻も過ぎておりますので…」と話すと記者から「おかしいですよ」「私は待ってるんですよ」「手を挙げてるんですよ、さっきから!」などのヤジが30秒ほど続き、質疑が中断した。
その後、質疑応答は再開されたが、別の記者が「この会見はなぜ日銀記者クラブ加盟の方々とお付き合いのある雑誌の方だけ質問権があって、それ以外の方に質問権はないという設定にされたのか? それは経営陣の方も同意の上か?」と質問。
これにプルデンシャル生命保険の司会者は「ここはやはり弊社がお付き合いさせていただいております日銀記者クラブの皆様に説明をさせていただくという趣旨で設定をさせていただいております。もちろん、ご質問のあるそれ以外の社につきましても、後ほど担当が残りまして、しっかりとすべての質問にお答えしたいと思っておりますので、そこはぜひご理解をいただければと思います。そこは経営陣も含めてそういう判断をしております。役員も一部残ってご説明をさせていただきますので、ご理解をいただきたいと思います」と述べ、間原社長兼CEOの改めての謝罪を経て、間原社長兼CEOなどは会見場をあとにした。
一連の不祥事を受け、間原社長兼CEOは2月1日付で退任する。後任にはプルデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル生命保険の得丸博充社長兼CEOが就く。
(ABEMA NEWS)

