
日本のおコメを海外にもっと輸出しようという取り組みが広がりを見せています。アメリカではおにぎりを試食しようと、長い行列ができていました。
「おにぎり」で日本米アピール
13日、アメリカのサンディエゴの巨大ホールで行われていたのは、世界35カ国から1000を超える企業団体が出展する食品の展示会です。
展示会には各国さまざまなフードがありますが、日本米が人気になっています。中でもおにぎりの試食に行列ができています。
会場に用意されたのは、羽釜で炊いた日本米。ツナマヨ、梅、サーモン、塩の4種類のおにぎり。果たしてアメリカの人たちの反応は。
ユタ州から来たチュロス店のオーナー
「こうやって食べるので合ってる?初めての経験なんだよ!これ梅味なの?本当に?おいしい!」
地元サンディエゴ在住 食品ケータリングに勤務
「日本米の食感は素晴らしいわね!食感もそうだけど、ツナの味もアメージングね!味のブレンドが気に入った!朝食に最適よ!」
握る職人は、アメリカでおにぎりの販売を始めて1年の瀧さん。
ONIGIRI BY HYUGA LLC 瀧日悠雅CEO
「当初の予定は180個ほどの配布。1日目は1時間足らずで配り切った。2日目は急きょ、配布量を倍近く増やして300個。きょうは250個の配布予定です」
海外でコメを使う料理はあっても、日本米が選ばれることは多くはありません。しかし、実際に食べてもらえば、品質の高さはすぐに伝わりました。
価格高騰で“コメ余り”深刻
23日、農水省が発表した全国のスーパーおよそ1000店舗で販売された1週間のコメの平均価格は、5キロあたり4283円で、2週間ぶりの値上がりでした。高止まりが続く中で“コメ離れ”が進んでいます。
米のたけやま 伊藤享兆社長
「売り切りたいですね」
コメの卸売業者の倉庫に積みあがる大量の在庫です。
「11月末~12月にかけてすべて販売しきって本当は空っぽにして、売らなきゃいけない玄米が残っている状態」
現在のコメ価格が下がらないのは、去年の高騰のあおりで仕入れ値が高かったからです。価格が高いため、コメ食を避けたり、海外産のコメを活用する動きも増え、コメ余りが深刻になりました。
「国内生産を安定させるには、国内の消費だけではなく、国内の相場に左右されない販売先というのが、私たち必要と考えていまして、海外に向けた販路というのをすごくすごく力を入れているところ」
海外での消費拡大狙う
先週、フランスでもコメの輸出を模索する動きがありました。
パリ中心部のおにぎり販売店に鈴木憲和農水大臣が到着しました。これから意見交換に臨みます。
こちらのお店では日本米を使っていますが、課題があるといいます。
鈴木農水大臣
「日本のおコメを使うと少し品質が上がる?」
店主
「消費者向けに日本のおコメを扱うと、どうしても価格が高くなってしまうという問題がある」
鈴木農水大臣
「日本のコメはどういうふうに炊いたら一番おいしく食べられるのか、というのが他の食材と比べて難易度が高いので、まずおにぎりとしておいしさを知っていただければ。段階を踏まないといけないと思います」
これまでの価格高騰や、日本国内の需要と供給が少なくなっている現状を受けて、ブースの代表者は。
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会 木村良理事長
「人口の問題も考えればあると思いますし、日本の生産者も実は結構な数減っておりますので、やっぱり日本での生産もある程度維持したい。それから、そのためには海外のマーケットも開いていかなくちゃいけない。そういうような点で非常に大事」
(2026年1月24日放送分より)
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