1989年11月、東西ドイツを分断していたベルリンの壁が崩壊し、世界中に衝撃が走った。しかし、カズレーザーはこの歴史的出来事について「勘違いした広報担当が勝手に言っちゃったことで起きた」と解説。スタジオからは「ええーっ!?」「嘘だ!」と驚きの声が上がった。
カズレーザーによると、当時の東ドイツは独裁者による厳しい監視社会で、自由で豊かな西ドイツへ逃亡する国民が後を絶たず、その数は約250万人にのぼったという。さらに、国民の怒りが爆発して大規模デモが起き、独裁政権は崩壊。新たにNo.2だったエゴン・クレンツがリーダーとなる新体制が発足した。
しかし、この新体制は「上司は丸投げ」「部下は面倒な仕事を押し付け合い」という、典型的な“しくじり企業”の状態だった。 当時、政府は「西ドイツへの旅行」に関する規制緩和案を作成する必要に迫られていた。この資料作成を任されたのが、元秘密警察のラウターだ。彼は上司から急かされ、「パスポートを持っている国民がビザを申請した時に限り、旅行を認める」という、条件付きの厳しい案を作成した。
ラウターは「とりあえずタタキ台を作って、詳細は上で揉んでもらおう」と考え、資料を提出すると「これで今日の俺の仕事は一旦終わり!妻と観劇に行こう!」と、そのまま帰宅してしまったという。
そして運命の記者会見。会見担当のシャボウスキーは、ラウターが作成した資料の内容をよく確認しないまま、会見場に到着した。上司のクレンツからも「これを読めば大丈夫だから」と丸投げされていたシャボウスキーは、会見でとんでもないミスを犯す。
資料に書かれた「パスポート所持者が申請した際に限る」という重要な条件部分を読み飛ばし、「東ドイツからの旅行をただちに認めます」と発表してしまったのだ。記者が「本当にいいのか?」と念押しした際、シャボウスキーは「はい、そう言いましたけど」と答えたという。
この「勘違い発表」を聞いた市民が壁に殺到し、ベルリンの壁は崩壊した。カズレーザーの解説を聞いたスタジオメンバーからは「本当にいきなりだ」「急展開」と、歴史が動いた瞬間のあまりの呆気なさに驚く声が上がった。
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