上田もハサウェイに関して「絡まりに絡まってしまっているという印象が強くて、引っ込みがつかないところまで来てしまって。ひとつひとつ絡まりを解きほぐしてくれる人がいないのだろうかと思わされる人物で、見ていてすごく苦しくなりました」とコメント。続いてギギの人物像についても、それぞれに伺ってみる。
大人びた蠱惑的な一面と子どもっぽい一面が見え隠れするギギは、ひと言で言い表すことが難しい。上田も演じるときにどう捉えていたのかを振り返るなかで「ギギ(という人間)が仕上がるまでに、たぶんたくさんの諦めがあって……。ハサウェイと出会ったことで、たくさんの刺激をもらって、諦めてしまっていた自分の生き方を振り返ることになっていたので、体験できたであろう青春をしっかり体験できなかった可能性があるなって思いながらお芝居をしていきました」と言葉を紡ぐ。
ハサウェイほど膨らんでいく心の闇に囚われてはいないのでは? と悩みつつもギギの内面性についても考えていくなかで、小野から見た「普通の年相応の経験ができないまま生きていると思うんですよね。シンプルに普通の恋がしたかったんじゃないかなって。後悔がないように生きたいというところが、ギギの行動原理のひとつなのかなと思いました」というギギの人物像が上田の心にも刺さる。
この発言を受けて上田は「その意識は演じているときは全然なかったのですが、他者からそう言われると、確かにギギってそうだったのかも? と思ってしまいますね。」と率直な感想を吐露していた。
ハサウェイやギギの内面の変化にも注目しつつ、『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』で描かれるドラマを楽しんでみてほしい。
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取材・テキスト/kato
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