しかし、それほどの仕打ちを受けながらも、彼女はすぐには離婚という選択を取らなかった。その背景には、彼女自身の生い立ちが深く関わっていた。彼女には父親が3人おり、母親が3度の離婚を繰り返したという過去がある。「もう一生変わらなくていい名字になれた」という強い思いで結婚した彼女にとって、1回の不倫で離婚することは、自らの理想を崩すことでもあった。名字を変えたくないという執念から、週末婚という形で関係を継続し、その最中に長女であるるあなちゃんを授かったのだ。
だが、娘の誕生後も夫の不貞行為は収まらなかった。生後6ヶ月の時期には顔にラメをつけて朝帰りし、男友達と行くと嘘をついたキャンプには女性が同伴していた。さらに娘が10ヶ月の頃には、夫から物を投げられるなどの衝突が増え、ついに離婚を決意することとなった。その直後には子宮頸がんの発覚や交通事故、自己破産といった不幸が重なり、彼女は「ただ子どもを生かしていくことに精一杯だった 」と、涙ながらに当時を振り返った。
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