
テーマパークでは当たり前となっているファストパス。行列に並ばず優先的に店内に案内してもらえることから、飲食店でも導入が相次いでいます。利用者の声を取材しました。
つけ麺店で1人1000円
東京・銀座通りに近い店「つじ田銀座店」。多くの外国人観光客が訪れ、お昼時になると、行列ができる人気店です。
看板メニューは、魚介豚骨スープの「つけ麺」。もちもちとした麺がスープに絡み合う、濃厚な味わいが魅力です。
行列ができていても、店の前にあるバーコードからファストパスを購入すれば、優先的に店内に入ることができます。
価格は1人1000円。看板メニュー1杯の7割ほどの料金が追加でかかりますが、利用率は全体の4~5%ほどです。
つじ田銀座店
佐々木亮マネージャー(45)
「行列を見て帰られてしまうお客様もいた。機会損失を減らすために、ファストパスを検討していました」
東京駅に近い立地ならではのニーズもあります。
アメリカから来た客
「あまり時間がないんです。これから愛知県のジブリパークにいくの」
マレーシアから来たグループは、先に行列に並んでいた仲間と一緒に後からファストパスで並ばずに店内に入りました。
「彼はお金をたくさん持っているからね」
「違うよ。みんなの予定に合わせたんだよ」
行列に並んでいた日本人(40代)はこう話します。
「お金で時間を買う。それを選択するのは個人の自由。海外だったら(ファストパスを)使うかもしれない。時間が限られていて、いろんな所に行きたいので」
利用者4万人へ倍増
飲食店向けファストパスを提供する会社によると、場所によっては外国人よりも日本人の利用率の方が高いケースもあるといいます。
SuiSui 佐藤慶一郎代表(31)
「名古屋の矢場とんさんとか、インバウンドが多いと言いつつ、やっぱり日本人(観光客)の方が多い。そこはすごく需要がある」
去年の4月に正式にサービスを開始してから10カ月で、利用者はおよそ2万人から4万人へと倍増しています。
現在、中華料理店やカフェなどおよそ70店舗で利用できますが、今後さらに事業を拡大したい考えです。
「行列っていろんな業界にあると思っていて。例えばトイレだったりとか、ライブのグッズ販売。それぞれの分野でしっかり適切に運用ができる状態に持っていく」
(2026年2月2日放送分より)
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