およそ30年間、東西ドイツを分断していた「ベルリンの壁」。その崩壊のきっかけは、広報担当のシャボウスキーが記者会見で「東西を自由に行き来していい」と口走ってしまった“勘違い発言”だった。この一言が世界中を駆け巡り、会見からわずか3時間後には数万人の東ドイツ市民が検問所に集結。「門を開けろ!」の大合唱が巻き起こり、現場は一触即発の暴動寸前となっていた。
しかし、そんな歴史的混乱の最中、政府幹部たちは驚くほど無責任な行動をとっていた。失言したシャボウスキーは「激疲れ」を理由に即帰宅。リーダーのクレンツは一切電話に出ず、他の幹部たちも責任を取りたくないがために音信不通。現場の国境警備隊責任者・イェーガーが必死に指示を仰いでも、上層部からは「ビビってるのかい? 落ち着けよ」と小馬鹿にするような返答しか返ってこないという、絶望的な状況だったのだ。
ついに「腹の底から怒りが込み上げてきた」というイェーガーは、会見から約5時間後の23時30分、ついに独断でゲートを開放。一方、ようやく渋滞を抜けてやってきたシャボウスキーは、すでに門が開いている光景を見て「何もできることがない」と再び帰宅。
このあまりにもお粗末な幹部たちの振る舞いに、吉村は「こういうことで国って滅ぶんだ」「1人の寝不足の可能性が出てきたじゃないですか」と、歴史の真実に驚きを見せた。
さらに驚くべきは、その後。東西ドイツ統一のきっかけを作った"しくじり発言"のシャボウスキーは、なんと「統一の英雄」として扱われることに。スタジオでは「そっちに転ぶの!?」とツッコミが飛び交った。カズレーザーは「一つのしくじりは国をも壊す。しくじった時に一丸となって壁を乗り越えられない団体は、いずれ消滅する」と、新体制における結束の大切さを教訓として結んだ。
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