国民民主党の榛葉賀津也幹事長は9日の記者会見で、衆議院選挙で自民党が大勝した結果について「ブレーキが効かなくなる」と懸念を示した。自民党が単独で衆議院の3分の2の議席を確保したため、参議院で否決した法案を再可決できるほか、衆議院で中道改革連合が49議席にとどまり、内閣不信任案を単独提出できる野党も無くなった。
榛葉幹事長は衆院選の結果について「わが党は現有議席プラス1ということで、選挙区で若干減りながらも比例で増やしたという悲喜こもごもの結果でした。まさに『疾風に勁草を知る』という言葉が一番合ってるなと思いました。突風のような風の中でも根を生やして飛ばされずに踏ん張った」と述べた。
自民党単独で衆議院で3分の2を上回ったことについて問われると「こんなことなかったね。過去最高。中曽根さんを超え、小泉さんを超え、安倍さんを超え」と述べた上で、「従来の参議院のブレーキがどれだけか効くかっていうと、国会の手続き上は効かなくなる可能性が高い。他方で、国民の皆さんよく見てるからね。数があるから何でもできるっていうと、そして数があるから国民の皆さんが求めている政策を実現しなくていいんだっていうと、国民が逆に今度ちょっと待てよと。逆にまた失望も大きくなるんじゃないですか。謙虚さが必要だと思いますね」とし、さらに「謙虚さを失うと参議院自民党も軽視される可能性があるね。つまり衆議院で3分の2以上持ってるので、参議院でどれだけ否決されようとも、衆議院でもう1回やれば通るだろうという傲慢さが頭をもたげると、国民が不幸になる」と述べた。
また、中道改革連合が49議席にとどまり、内閣不信任案を単独提出できる野党が無くなったことについて「ブレーキのない自動車みたいになる可能性があるので、だからこそ謙虚にならなければいけないね」と再びブレーキを持ち出して懸念を示した。
さらに「野党のブレーキはないけど、今度与党の中に抵抗勢力というかですね、積極財政を阻む勢力も軒並み(衆院選で)勝ってきてますから。今までは衆参過半数割っていたので高市さんのやりたいことが前に出たけども、今度党税調を含めて高市さんがやりたいことが本当に与党内でやらせてもらえるのか。仮にこれがやらせてもらえないとなると、国民の期待が、『高市さん勝ったのにやらないの?』と。これだけ期待が膨らむとね、その分失望も大きくなる可能性がある」と指摘した。(ABEMA NEWS)
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