JR東日本の喜勢陽一社長は10日の記者会見で、首都圏で長時間運転見合わせのトラブルが相次いだことを謝罪した。
喜勢社長は冒頭、「1月16日山手線・京浜東北線において、1月30日には常磐線において、2月8日から9日にかけましては宇都宮線において、それぞれ停電事故を発生させ、また、2月2日には八丁堀駅におきましてエスカレーターの火災事故を発生させてしまいました。これにより、通勤・通学の時間帯を含む長時間の輸送障害を発生させ、特に3度の停電事故におきましては、駅あるいは列車の中、大変混雑をつくってしまい、また、駅間で停車している列車からお客様に降車をしていただくなど、本当に多くのお客様にご負担、ご迷惑をおかけする、そうした事象を発生させてしまいました。一連の輸送トラブルにより、お客様に多大なご迷惑とご不便をおかけしてしまったこと、さらには、日ごろJR東日本の鉄道をご利用いただいております多くの皆様にご心配とご不安をおかけしてしまったことにつきまして、ここに心よりお詫びを申し上げます」 と謝罪した。
山手線・京浜東北線の停電は作業ミスが原因、常磐線の停電は異常な電流が流れ架線が断線したためだが、異常な電流が流れた原因は調査中だという。
原因調査中だった八丁堀駅のエスカレーター火災については、「まだ消防当局からは正式な見解はいただいておりませんが、消防当局とも確認したところによりますと、エスカレーター内の排水ポンプ用配線の被覆が剥がれて、この被覆の剥がれた配線とエスカレーターの金属部が接触することにより、地絡が生じ、その際に発生したアークによって周囲の可燃物に引火したものというふうに推定をしております」と説明した。類似の排水ポンプの設置されている他のエスカレーター9台はすべて点検で異常がないことを確認、1869台あるすべてのエスカレーターの点検も進めているという。
宇都宮線の停電も架線の断線によるものだが「断線した架線の太さが交換すべき値を下回っていたということが確認されました。なぜ交換すべき値を下回ったまま使用されていたのかということにつきまして、現在さらに関係者の聞き取りなど調査を進めているところであります。したがって、この架線切断もやはり人為的な取扱いミスというものが起因していたというふうに考えております」と明らかにした。(ABEMA NEWS)
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