
ガールズバーの従業員を管理し、売春させた罪に問われた21歳の女。髪をバッサリと切り、おかっぱ姿で初公判に臨みました。
【画像】“管理売春”被害女性「人間として扱われていなかった」
おかっぱ姿で出廷 初公判
初公判
「田野和彩です。平成16年10月4日(生まれ)です」
裁判官
「現在の職業は?」
「今は無職です」
「起訴状に間違っているところはありますか?」
「間違っていません」
長かった髪を肩より短く茶髪を黒くした女。緊張したように見えつつも、しっかりとした口調でそう答えました。
のべ400人に上る“管理売春”
去年10月、連行される田野被告。顔を隠す素ぶりはなく、うながされるまま車に乗り込みます。
事件の現場となったのが、池袋の飲食店です。去年10月、田野被告らは池袋にあるガールズバーの従業員に売春させた疑いで逮捕されました。
田野被告とともに逮捕された、鈴木麻央耶被告(当時39)。
鈴木被告が店長で、田野被告は「まいか」という名前でその店に勤めていました。
2年前の9月、その店で被害者となる当時27歳の女性が勤務を始めます。
そして去年4月ごろから、のべ400人に上る“管理売春”が始まったとみられます。
被害女性の供述
「いつかこのまま倒れて死ぬのかな、誰か私を殺してくれないかなと何度も思いました。でも誰も助けてくれるわけもなく、店に戻るしかありませんでした。身も心もボロボロで逃げるという発想すら浮かびませんでした」(逮捕当時)
被害女性に「稼ぐには公園」
田野被告の役割が分かってきました。
田野被告は女性に「稼ぐには大久保公園しかない」と話し売春をさせ、監視するなどしていたということです。
被害女性によると、売り上げが悪いことを理由に店長から毎日暴力を受け、田野被告もその現場を目撃していました。
店のバックヤードのゴミの中で仮眠させられたといいます。
夕方になるとたたき起こされ…GPSをもち、大久保公園で売春をさせられた被害女性。
田野被告は位置情報を確認、鈴木被告とともに監視するなどの役割を担っていたとされています。
「立っている場所が悪い」などと路地裏に連れていかれ殴られ、さらにホテルに連れ込まれ、備え付けのハンガーで出血するほど殴られたということです。
被害女性
「見知らぬ人と関係を持つのは嫌だったが、売り上げの上げ方が分からなくて立ちんぼした。売り上げが低いと怒られて、暴力を振るわれるのが怖かった」(初公判・証拠調べから)
初公判では、売春で得た金は鈴木被告にアプリで送金され114万円に上ったということが分かりました。
警視庁によると、こうした“管理売春”は1日平均13人。のべおよそ400人に上るとみられます。
去年7月、50代の客が被害女性の体の傷を確認したことから、事件が発覚しました。
被害女性
「今こうして思い返すと、人間として扱われていなかったと思います。本当に悔しい」(逮捕当時)
20歳近い年の差 2人の接点
田野被告と20歳近く年の離れた鈴木被告との接点が見えてきました。
田野被告は、大学在学中に鈴木被告の店で働き、その後中退。鈴木被告とは交際関係にあったということです。
田野被告は店では接客や客引き、マネージャーとして出勤管理もしていたということです。
10日の初公判で、容疑を認めた田野被告。髪をばっさり切り、黒い髪にして出廷しました。
裁判官
「起訴状に間違っているところはありますか?」
田野被告
「間違っていません」
被害女性はこう話しているといいます。
「逃げられないと思ったし、精神的に追い詰められていた。2人には罰を受けてほしい。再就職できないくらい」(初公判・証拠調べから)
(2026年2月10日放送分より)
この記事の画像一覧
