
JR東日本は首都圏で長時間の運休を伴う輸送トラブルが相次いでいることを受け、コロナ禍の経費削減で減額していた修繕費を増額するなどの対策に乗り出します。
【画像】輸送トラブルについて謝罪するJR東日本社長「人為的な取り扱いミス」
トラブル相次ぐJR東日本
JR東日本 喜勢陽一社長(61)
「多くの皆様にご心配とご不安をおかけしてしまったことにつきまして、心よりおわびを申し上げます」
先月中旬から首都圏で続発している、JR東日本の輸送トラブル。
先月16日と30日には作業ミスと架線の断線によって停電が起き、山手線や京浜東北線、常磐線などで長時間にわたる運転見合わせが発生しました。
今月2日には京葉線八丁堀駅でエスカレーターから火が出て、一時、運転見合わせに。
8日深夜には宇都宮線で架線が断線したため、17時間にわたって運転見合わせとなり、およそ19万人に影響が出ました。
この架線の断線について喜勢社長は、去年9月の点検では異常がないと判断されていたこと、実際には交換が必要な太さである8.7ミリを半分以上も下回る4.1ミリにまですり減っていたことを明らかにしました。
喜勢社長
「この架線切断も、やはり“人為的な取り扱いミス”が起因していたと考えている」
修繕費増額へ
相次ぐトラブルの背景の1つとして喜勢社長が挙げたのが「修繕費の削減」です。JR東日本はコロナ禍の経費削減で、修繕費を2020年度からの3年間で、およそ800億円減らしていました。
喜勢社長
「国土交通大臣から公共交通機関を担うものとして『自覚を持ってほしい』という厳しいお言葉をいただきました。この機会に、すべての業務を抜本的に見直し、安全安定輸送の強化・向上を図っていく」
喜勢社長は今後の対策として、トラブルの際の対応力の向上や技術社員の採用の増加、設備の維持管理に関わる修繕費の増額など6つの改善策を発表しています。
(2026年2月11日放送分より)
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