【WWE】RAW(2月16日・日本時間17日/テネシー・メンフィス)
2週間前にエプロンで残忍に"処刑"されたマスクマンがゴングを手に怒りの乱入。硬いところで頭を強打する”殺意のフライング”で報復を果たした。
WWE「RAW」で行われた「イリミネーション・チェンバー」出場権を掛けた三つ巴戦。グンター、ジェヴォン・エバンス、ドミニク・ミステリオの戦いは、思わぬ形で”大本命”グンターが脱落。日頃の態度で恨みをかい、よもやの部外者の襲撃で大一番への切符を失った。
グンターは、1月末の「ロイヤル・ランブル」でAJスタイルズに勝利し引退に追い込んだ張本人。その後も敗れたAJを侮辱する発言を繰り返し、ジョン・シーナに続き大物を終わらせた”キャリア・キラー”として調子づいていた。直後の「RAW」では、AJのタッグパートナーだったドラゴン・リーが怒りとともに乱入するも、ゴングでドラゴン・リーの頭部を殴打し、スリーパーでエプロンから吊るす”絞首刑”パフォーマンスで失神させるという仕打ちで返り討ち。この遺恨が思わぬ形で試合の流れを変えることとなる。
序盤から中盤はグンターがチョップ、ビッグブーツ、パワーボム、スリーパーで2人を一人で圧倒。果敢に挑む新鋭、ジェヴォンの反撃も逆エビで一蹴し、ドミニクにはかつての四天王プロレスを彷彿させるハードヒットの逆水平一発で沈める無双ぶりを発揮。弱り目に祟り目のドミニクには容赦なく場外のバリケードに何度も叩きつける”かわいがり”とエグい攻撃でやりたい放題だ。
2人の一騎打ちの戦況をうかがい戦力を温存していたグンターが、ジェヴォンの背後に近寄りスリーパーを敢行、強かに叩きつけるパワーボムでニアフォールに持ち込むと再び2人をボコボコに。あまりの強さにABEMAの解説をつとめる週刊プロレスの井上光は「グンターは一人で2人を倒せそうですね」と口にするなど、誰もがグンター”勝ち確”の空気が流れていたが、意外な”伏兵”の乱入が待っていた。
最終盤、手負いのドミニクがハンマーを手にしたが場外で回収したグンター。この反則を詰め切ろうとした局面で、背後からドラゴン・リーがゴングを持ちながらバリケード上から飛んで来てグンターの脳天を直撃。「フルスイング&ダイブ」とこれ以上ない勢いと殺意で振りかぶってゴングを叩きつけると、さしものグンターも場外で大の字。リング上ではジェヴォン対ドミニクの構図に変化し、”619”をヒットさせたドミニクがフロッグスプラッシュを狙うも、着地の瞬間にジェヴォンが回避。直後にジェヴォンが超高角度”OGカッター”をカウンターでクリーンヒットさせ3カウントを奪った。
予想外の形で大一番への切符を逃したグンターだが、2週間前の”スリーパー処刑劇”や、このところの言動なども相まって、ファンも「ドラリー」「いいぞドラゴン・リー」とコメントし“奢れる暴君”グンター擁護の声は皆無。一方で規格外のフィジカル、驚きのハイフライヤーぶりでブレイク中の新鋭・ジェヴォンの「チェンバー」進出は朗報とばかりに「チェンバーで大波乱の予感」「どう戦うか楽しみ」「ハイフライヤー枠だ」「猛プッシュ中」と22歳の新鋭の大金星に期待の声が相次いだ。(ABEMA/WWE『RAW』)

