
全国に約16万もある古墳。東京にも身近に残っています。今回は古墳への愛があふれる案内人と、初心者でも楽しめるとっておきの3基を巡りました。
【画像】オシャレタウン代官山駅から5分 地名の由来になった古墳とは?
“一番古墳らしい古墳”へ
都内で“一番古墳らしい古墳”とは?野毛大塚古墳で1500年前にタイムスリップ。
武隈光希アナウンサー
「あちらに素敵な方が。こんにちは!」
まりこふんさん
「こんにちは!」
武隈アナ
「今回古墳を案内してくださる方であっていますか?」
まりこふんさん
「はい!まりこふんです!」
なんと、今まで巡ってきた古墳は全国3000基以上というまりこふんさん。今回は、そんなまりこふんさんがお勧めする、初心者に行ってほしい東京都内の古墳・珠玉の3基を紹介します。
まりこふんさん
「こちらは、野毛大塚古墳。都内では一番古墳らしい古墳。THE・古墳」
武隈アナ
「THE・古墳!早速行きましょうか!」
まりこふんさん
「まあ、近づきたい気持ちはすごく分かりますが…古墳にコーフンしていますね!」
武隈アナ
「何かあるんですか?」
まりこふんさん
「この古墳、空から見た模型がこちらに。古墳といえば、前方後円墳の形がとても有名ですけども、その前方後円墳の四角の部分が、ぎゅっと短くなっている帆立貝型古墳という形の古墳なんですね」
東急大井町線・等々力駅から徒歩10分、玉川野毛町公園の中にある野毛大塚古墳。5世紀はじめに造られた古墳といわれていて、南武蔵を支配した首長のお墓という説が有力です。こちらの古墳は上に登ることができるので…。
まりこふんさん
「登りながら、1500年前にタイムスリップしたような気持ちになっていただけたら」
武隈アナ
「着きました!すごい、やっぱり高さがある!」
まりこふんさん
「結構奥の方まで見渡せるような感じですよね」
武隈アナ
「登ってみると分かりますけど、この規模手作りってすごいですね」
頂上には埋葬施設が4つ見つかっていて、それぞれ埋葬品がどのように納められていたのかも分かるパネルが設置されているのも、初心者に分かりやすいポイントです。
まりこふんさん
「前方部と小さい造出部があって、これが上から見られる。造出部は祭事・お祭りごとを行った場所といわれている。あれがあることで帆立貝型古墳に造り出しがついていることが分かるんです。円墳じゃないよ!帆立貝型だよ!帆立貝型だよ!って言っているんです」
古墳への熱が高いまりこふんさんは、普段はどのような活動をしているのでしょうか。
武隈アナ
「普段は何をされている方なんですか?」
まりこふんさん
「古墳の歌を歌っております!」
わずか6基の超レア古墳
お次は、全国的にも珍しい古墳。府中市にある神社の奥に古墳があるらしいんです。
武隈アナ
「見たことないですね!この形は!」
まりこふんさん
「武蔵府中熊野神社古墳。下が四角で上が丸の上円下方墳というタイプの古墳なんです」
武隈アナ
「迫力ありますね!」
まりこふんさん
「そうですね。全部復元ではあるんですけど、本物の石も使っているんです。色が違う所があるのが分かります?」
まりこふんさん
「あれ、本物の石なんですよ。ただ復元だけじゃなくて、本当の石を使っているのでちゃんと魂が…」
武隈アナ
「宿っているんですね」
JR南武線の西府駅から徒歩約8分の所にある武蔵府中熊野神社古墳。この上円下方墳という形の古墳は全国的にも珍しく、これまで発掘されたのはなんとわずか6基。誰のお墓なのかは分かっておらず、当時の武蔵地域で最も有力な人物だったと考えられています。
そしてここにきたら、ぜひ寄って欲しいというのが横にある展示館です。
まりこふんさん
「ここからはこちらをかぶっていただいて…」
武隈アナ
「探検っぽいですね」
まりこふんさん
「ここに古墳の埋葬施設、石室の復元展示室があるんです」
武隈アナ
「すごい!入口から当時の雰囲気満載!」
まりこふんさん
「部屋がいくつにも分かれているのが、分かります?」
武隈アナ
「本当ですね、区切りがあって」
まりこふんさん
「一番最後の所が玄室になります」
「こちらに埋葬されていたということで」
武隈アナ
「こういった雰囲気の中で…」
まりこふんさん
「私もコーフンしているんですよ!昔はこの棺なかった!」
武隈アナ
「驚いていますまりこふんさんも。ありありとイメージできます。当時のこと。思ったより広い場所に葬られているんですね」
まりこふんさん
「そうですね。ここにいろんな副葬品というのを一緒に埋葬していたりするんですよ」
「残念なことに盗掘を受けておりまして」
武隈アナ
「盗まれちゃっている?」
まりこふんさん
「そうなんです。盗まれちゃったんですけど、こちらを見てください。この鞘尻金具というものだけ残っていたんですよ」
武隈アナ
「まりこふんさんの衣装も含めて、現代の東京にいるのか不安になってきました」
「タイムスリップしたかな」
まりこふんさん
「そう、それすごく正しい見方だと思います。古代人の気持ちになって古墳に行くっていうのは大事なところです」
おしゃれタウンにも?
続いては、ある意外な場所に古墳がありました。
武隈アナ
「代官山にやってきました」
まりこふんさん
「オシャレなカフェがいっぱいありますよね。そんなオシャレなカフェのすぐ後ろ側になんと…」
まりこふんさん
「猿楽塚古墳と言います。分からなくて通り過ぎてしまいそうな…。たくさんの古墳があった。この辺りも。開発でことごとく古墳が潰されてなくなってしまった。その中でも、頑張っている」
武隈アナ
「踏ん張って、こふんばって?」
まりこふんさん
「古墳だけにね。こふんばって残ってくれている貴重な古墳なんですよ」
東急東横線代官山駅から徒歩約5分。代官山ヒルサイドテラス内に残されている6~7世紀ごろの古墳時代末期の古墳で、2基並んでいて、このうちの大型のものが昔から「猿楽塚」と呼ばれていたそうです。現在の猿楽町という町名の元にもなっている古墳です。
まりこふんさん
「上に神社が建っているんですよ。古墳と神社が一体型」
「ほんとにここは地元の方がひっきりなしにお参りに来るんです。ちょっと足元見て下さい」
「ライトが、夜でもお参りに来られるように」
まりこふんさん
「私来るたび思うんですけど、すごくきれいなお水というかお酒、ちゃんと供えられていて。どれだけ愛されているか。地元の方々に愛されている、大切にされている神社・古墳なんです。すごく私は応援したい古墳」
(2026年2月2日放送分より)
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