
特定抗争指定暴力団「神戸山口組」の組長の自宅が競売にかけられました。買い手がつけば、組長は退去を迫られる可能性もあります。
【画像】なぜ競売に?特定抗争指定暴力団「神戸山口組」組長の自宅
売却基準価額5200万円
不動産の競売サイトに掲載されている物件。土地面積は、およそ2200平方メートル(約660坪)。売却基準価額は、およそ5200万円と書かれています。
実は、ここは特定抗争指定暴力団「神戸山口組」の井上邦雄組長の自宅です。
場所は、神戸市の中心部から車で15分ほどの距離にある山あいの住宅街。周囲には、高い壁とその上に柵がめぐらせてあり、敷地内にはいくつかの建物が並んでいます。
公式資料を見ると、大きな玄関とみられる場所や厳重につくられた駐車場もあります。
それが11日から1週間、裁判所が競売にかけ、入札が行われることになりました。
SNSから
「誰が買えるんだろう?」
「怖くて手が出せん」
過去には山口組の分裂を巡る抗争で、車が燃やされたり、銃弾が撃ち込まれたりする事件も起きました。
地元の不動産業者によると、単純に土地と建物だけ見れば、価格は7000万円を超える可能性もあるといいます。
神戸市内の不動産業者
「どうなんやろうね、みんな(組長の家と)知っているところ。買う人はおらへんやろうね、一般の人は」
そもそも、なぜこの物件が競売にかけられることになったのでしょうか?
買い手は現れるのか?
暴力団対策に詳しい齋藤理英弁護士
「“組長訴訟”とか“代表者訴訟”と言われる。指定暴力団の構成員が行った不法行為について、組長や幹部に賠償を求めることができる」
井上組長はおととし、元傘下の組員が起こした金銭トラブルで、代表者責任を問われ、大阪高裁がおよそ2億7000万円の損害賠償を命じました。
しかし、賠償が行われなかったため、神戸地裁が強制競売の手続きを開始し、自宅を差し押さえました。
齋藤弁護士によると、組長訴訟には被害者を適切に救済することや暴力団の資金を削る狙いもあるといいます。
「(Q.暴力団のトップの自宅が競売にかけられるのは珍しい?)私は聞いたことがないですね」
果たして買い手は現れるのでしょうか?売却の決定期日は来月14日で、落札先によっては組長は強制退去を迫られることになります。
(2026年3月2日放送分より)
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