侍ジャパンは3月15日(日本時間)、WBC準々決勝でベネズエラと対戦した。
試合は、R.アクーニャJr.選手(28・ブレーブス)と大谷翔平選手(31)がともに先頭打者アーチを放つ、WBC史上初の展開で幕を開けた。
両チーム合わせて5本のホームランが飛び出すなど、逆転に次ぐ逆転の目まぐるしい攻防となったが、最後は大谷選手が遊飛に倒れ、侍ジャパンは5対8で敗戦。
WBC連覇を目指して大会に臨んだ侍ジャパンだったが、2006年、2009年以来の大会連覇準々決勝で姿を消す結果となった。
■侍ジャパン敗戦を報じる海外メディア
1試合8失点と準々決勝での敗退は、いずれも日本のWBC史上ワーストの記録となってしまった。
米・CBS SPORTSでは「今回の日本の戦績はWBC史上最低」とし、「WBCタイトル防衛戦は幕を閉じた」と報じている。
前回大会の1次ラウンドを除いた侍ジャパンの平均得点は6点だった。この試合も5点と決して少なくない得点はあげていたが、失点が過去最低となる8失点までかさんでしまったことが今回の敗戦要因ともいえるのではないだろうか。
また、米・NEW YORK POSTでは、「ハラハラさせるようなブルペン陣」や「彼らには山本ほどの能力はなかった」など日本の投手陣を痛烈に批判し、4回に山本由伸投手(27)が降板したことで「試合の流れは一変した」、継投によって流れがベネズエラにわたってしまったことを指摘している。
結果的に、2番手の隅田知一郎投手(26)が逆転の2ランホームラン、さらに2025年沢村賞の伊藤大海投手(28)が決勝点となる3ランホームランを浴びるなど強力なベネズエラ打線を抑えきることができず、10安打8失点という結果に終わった。
一方、打線も5得点を奪ったが、3回途中から6人を次ぎこんだベネズエラのリリーフ陣を前に8三振を喫するなど、3安打無失点で追加点を奪えなかった。
■次回大会に向けて
試合後大谷選手は報道陣に対して「本当に悔しい」「優勝だけを目指して頑張ってきたので、こういう形になってしまって非常に残念」と悔しさをにじませた。
また、終わったばかりでまだ次へ気持ちを向けるのは難しいとしたうえで、「また会おうねとみんなで話した」「一回りも二回りも大きくなってまた戻ってくると思う」と今後へ向けての展望をのぞかせた。
敗戦で見えてきた課題をいかに克服していくのか。それが次回大会で王座奪還の鍵となるだろう。
