一緒に酒を飲むこともあるそうで「一番嬉しかったのが、(直紀さんが)二十歳になった時に、堂々とバーのカウンターで二人でお酒を酌み交わしたのは、やっぱり思い出ですね」と振り返り、「やっとこれで大人の付き合いができる、みたいな」と嬉しそうに回想した。
黒柳が「何か相談を受けるってことありますか?」と尋ねると小久保監督は「仕事がうまくいかない時…娘ももちろんそうですけど。あと人間関係に悩んだ時。その時は、連絡は来ますね」と思い返す。
そして「そこで何か分かっておあげになる?」と問われると、「実際まあ…それは、僕だけの意見でしかないかもしれないんですけど、自分がこういうふうに思って生きてきたとか、自分がこういうふうに対処したとかっていうことは伝えるようにはしてるんですけど」と父親の顔をのぞかせた。
しかし黒柳が「参考になることはあるんでしょうね、その中からね」と慮ると、小久保監督は「 そうですかねえ。なかなか、その後のどうだったっていうところまで教えてくれないんですけど」とさみしげに笑い、黒柳も「あはは、そうですよね、子供ってね。あの時こう言ってくれたのが役に立ったとか、そういうことはあんまり言わないもんね、子供ってね」と笑い合った。
(『徹子の部屋』より)

