
沖縄県の辺野古沖で起きた転覆事故を受け、死亡した女子生徒が通う高校が会見を行いました。
「教員は乗船せず」高校が会見
同志社国際高校 西田喜久夫校長
「悲しみの中、安らかにお眠りくださいと哀悼の意を表したい」
会見で明らかになった当日の運航状況。
「当時、波浪注意報が出ていたとされていましたが、(船長から)特に言及はなく出航に関して疑念も話されなかった。教員は陸で残っている生徒の指導に当たっておりましたので、その船には乗船しておりませんでした」
事故の状況についても分かってきました。
初めに金井創船長らが乗っていた「不屈」が転覆。高校生の武石知華さんらが乗った「平和丸」が救助に向かう最中にこちらも転覆しました。
転覆した2隻 事業登録なし
なぜ高校の平和学習に抗議船が使われるようになったのでしょうか。
西田校長
「(Q.(団体は)金井氏から(船に乗せると)言及したのではなく学校側からと話していたが)(金井氏から)乗せて海上から見学できるという話があったのは聞いている」
「(Q.教員と金井氏との個人的なつながりで今回のことをやるようになったのか?)スタートは多分そこにあるんだと思う」
牧師でもある金井氏は、キリスト教に基づく教育を行う同志社国際高校と個人的なつながりがあったといいます。
金井氏は平和学習にボランティアで協力していましたが、学校側は金井氏ら3人に5000円ずつを支払っていたということです。
生徒や保護者に抗議船に乗ることは説明していませんでした。
法律では、他人の需要に応じて運送する場合、有償・無償を問わず事業登録が必要になります。しかし、転覆した2隻は、事業登録をしていませんでした。
西田校長
「普段から観光客であるとか、研修旅行とか修学旅行生を乗せているという話を聞いていたので、そういう形で運用されているんだろうと理解していた」
事業登録していなかった点について、船の運航団体は次のように説明しました。
船を運航していたヘリ基地反対協議会 仲村善幸共同代表
「(事業登録の)対象ではないと海上メンバーの中に思っている人がいた」
「(Q.他人の需要に応じてというわけではないから?)そうです」
「(Q.今回は他人の需要に応じていると思うが…)他人の需要に値するかどうかについて議論したことがない」
運輸安全委員会による調査
事故から1日が経った17日、運輸安全委員会による調査が行われました。
運輸安全委員会 山崎二郎事故調査調整官
「船体の撮影と主要部分の計測を考えている。あと損傷部分の確認。関係者からの聞き取りというのは、できるだけ早く進めていく予定にしております」
第11管区海上保安本部は、業務上過失往来危険と業務上過失致死傷の両容疑を視野に捜査を進めています。
(2026年3月18日放送分より)
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