憲法上の制約で日本ができないこと「トランプ大統領がご存じかわからない」立憲議員が質問→高市総理「安倍総理のころに丁寧に説明している」

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杉尾秀哉議員
【映像】「答弁ズレてる」の瞬間(実際の様子)
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 18日の参議院予算委員会で、立憲民主党の杉尾秀哉議員が、イラン情勢をめぐる問題を取り上げた。

【映像】「答弁ズレてる」の瞬間(実際の様子)

 杉尾議員はまず、トランプ大統領からホルムズ海峡に自衛隊の艦船を派遣するよう要請があったかどうかについて「ちょっと通告しておりませんが、さきほど小泉防衛大臣が『正式な要請はない』とおっしゃいましたが、非公式な打診はあったということですか?」と質問。

 これに対し小泉大臣は「正式な要請はありませんし、自衛隊を派遣するという考えはありません」と答えた。これに杉尾議員は「いやいや」と異議を唱え、「答弁ズレてる」「答えてない」などの声も上がり、いきなり審議はストップした。

 再開後、小泉大臣は「外国とのやり取りは常に平素からさまざまなやり取りがありますので、公式はこう、非公式はって言って非公式なことを話したら外交は成り立たないのは、これは杉尾先生はお分かり頂けると思います。現時点で平素からのやり取りを逐一申し上げるわけにはいきませんが、正式な派遣要請はありませんし現時点で自衛隊の派遣は考えていることはありません」と答弁した。

 杉尾議員は「今の答弁聞いてるとまあ非公式にはあったかもしれないと思います。ただ今大臣が答弁されたように、いまだ戦闘状態にありますペルシャ湾それからホルムズ海峡での海上自衛隊護衛艦などの派遣は、存立危機事態それから重要影響事態等いかなる法的根拠をもっても難しいという見方が有力ですけれども総理の認識はいかがでしょうか」と質問。

 高市早苗総理は「ホルムズ海峡における航行の安全を含む中東地域の平和と安定の維持というのは、エネルギーの安定供給の観点を含めて、日本を含む国際社会にとって極めて重要ですから、我が国としてどのような対応が可能かというのは今おっしゃった法的観点を含めた検討を行っております。自衛隊の派遣について現時点で予断をもってお答えすることはできません。現時点で予定はいたしておりません」と答えた。

 杉尾議員は「現在戦闘状態にあるペルシャ湾ホルムズ海峡への派遣、困難じゃないかということなんですけれども、日本が法制度上やっぱり憲法9条を含めて制約がたくさんある中で、できることはできる、できないことはできないと(トランプ大統領に)はっきりと伝えるべきではないか、と思いますけれどどうでしょう」と質問。

 高市総理は「先ほど来申し上げてますとおり、日本の法律に従って、できることはできるけどできないことはできない、それをしっかりとお伝えするつもりですし、先方もこれまでの経緯から日本の法律をよくご承知のはずでございます」と答えた。

 これに杉尾議員が「ただ先方のトランプ大統領がよくご存じかどうかは分からない。いかがでしょう」と再度確認すると、高市総理は「安倍総理のころには1回、日本国憲法の内容等について丁寧に説明をしたり、できないことはできないということをはっきり申し上げたといった経緯はございます。もしも忘れておられたらしっかりとお伝えをしてまいります」と答えた。(ABEMA NEWS)

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