【WWE】RAW(3月16日・日本時間17日/テキサス サン・アントニオ)
勝利目前に放った完璧なダイビング・ヘッドバッドで「技をかけた側」が失神KOされる珍事が発生。まさかの事態に「なんでそうなる?」「コントかよ」など騒然となった。
“オリジナル”エル・グランデ・アメリカーノ(以下OG)とエル・グランデ・アメリカーノが直接対決。OGが内容的優勢の末、完全に試合を支配しながら、アメリカーノの“仕込みマスク”への自爆ヘッドバッドで、まさかの逆転負けを喫した。
OGは筋肉質のレスラータイプ。片や、ひょろ長いスリムな技巧派。全くタイプの違う、同名マスクマン同士による「本家vs乗っ取り」の抗争だ。突然いなくなったOGと入れ替わる形で登場したアメリカーノは、仲間のマスクマン2人、ラーヨ&ブラボを引き連れた3人組。頭に金属板を仕込む昭和レトロ・レスラーのような古い反則で、勝ち星を稼いできた。
シングル対決では、OGがアームバー、ドラゴン・スクリュー、多連発の投げっぱなしジャーマンでパワーとテクニックを見せつけると、黒覆面のアメリカーノもデスバレードライバーで反撃。しかし、レスリングエリートが“中の人”との噂が根強いOGは、ムーンサルトと見せかけて着地し、リング中央のベストポジションでアンクルロックを決めてタップアウト寸前まで追い詰める。
しかし、ラーヨ&ブラボが介入してレフェリーの注意を引く得意の陽動作戦を発動。OGの完璧なジャーマンによる“人間橋”も、レフェリーを引きつけてカウントを阻止される。さらにラーヨがOGを巻き込み場外へ落ちた隙に、ブラボがリング内へ忍び込み、大の字のアメリカーノのマスクに金属プレートを仕込む“工作”を実行。ABEMA実況も「今、鉄板ですよね。マスクの額のあたりにブラボが仕込みました!」と犯行現場を伝えるが、肝心のレフェリーもOGもまったく気づいていない。
そして場外の始末を終えてリングに戻ったOGは、何も知らぬままコーナートップへ。解説の堀江ガンツも「これ逆に危ないです」と声を荒らげるなか、OGは華麗にダイブ。ダイビング・ヘッドバッドは狙い通り命中したが、その着地点には鉄板が待ち受けていた。OGは頭部を鉄板に叩きつけた衝撃で、そのまま失神。相手を圧倒しながら、「とどめ」の一撃が自らを沈める致命傷に。ジャーマンスープレックスから数分間意識のないアメリカーノの腕が、偶然OGの胸元へ崩れ落ちた瞬間、ようやく振り返ったレフェリーがカウントを数えて1、2、3。まさかのジ・エンドとなった。
自爆フォールによる理不尽決着に「なんでそうなる?」「相変わらずの酷さ」「この結末w」「コントかよ」と呆れた声が続出。とはいえ、「鉄板ならしょうがない」「鉄板強すぎ」と、古典的なヒールの反則ギミックに一定の理解を示す声もちらほら上がった。OGは内容的には完勝ペースだったにもかかわらず、“仕込みマスク”へのダイビング・ヘッドバッド自爆で敗北させられ、因縁がさらにこじれる結果となった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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