
母親代わりにぬいぐるみを抱く姿で、世界中で人気を集める子ザルの「パンチくん」。その人気に乗じた詐欺が横行しています。
来園客10倍 “パンチ効果”
他のサルからしつけを受けると…ぬいぐるみに抱きつき、ゴロり。市川市動植物園のニホンザル・パンチくんです。
母猿に育児放棄され、オランウータンのぬいぐるみと一緒にいる姿が拡散されると、「孤独なサルが何百万人もの人々に愛されている」と世界的に話題になりました。
家具メーカーイケアのぬいぐるみも一時完売。
米CNN
「ファンがぬいぐるみを買いあさっている」
スペイン マルカ紙
「メキシコのサッカー選手が“パンチモンキー”に涙を流した」
19日は雨。パンチくんは姿を見せるでしょうか。
1人で鎖で遊んでいます。ひときわ小さいのがパンチくんです。
来園者
「いたいたいた。小さい。ちょこんと座ってるのがかわいい」
市川市動植物園 安永崇さん
「きょうは雨なんですが、本当に多くの方に並んでいただいて、改めて驚いています」
パンチくんのファン(88)
「実物見るとかわいいねぇ。なんか生き延びた感じがする」
「(Q.どこが良い?)しぐさがすごくかわいいのよ。他のサルともまた違うような感じで。冥土のみやげになりました。楽しかった、また生き延びましたわよ」
アメリカから来た人
「(Q.なぜここへ?)サルを見に。きょうニューヨークポストで読んだ。トップニュースがイチカワのパンチくんだった。黒っぽいのがパンチくんだよね」
パンチくんを見ようと海外からも人が集まり、通常の10倍の客が訪れているそうです。
パンチくんファン
「頑張って群れの中で生きていかないといけないので、頑張ってほしいと思い応援している」
人気を悪用した詐欺
ただ、応援したいという気持ちを利用する人たちもいます。
偽のアカウント
「プロフィール欄のリンクから、この取り組みを支援していただけます」
SNSでパンチくんの支援を求めるアカウント。リンクに飛ぶと、怪しい販売サイトにつながります。
安永さん
「これは完全に偽物ですね。飼育員個人の名前をかたっている。飼育員は個人でパンチの情報を発信していない。ましてや寄付金集めなどは断じてしていません」
実際の飼育員の映像が使われ、すでに5万以上のいいねがついています。
「世話してくださってありがとうございます。大好きです」と、飼育員のアカウントと信じているようなコメントも。
別の詐欺サイトは…。
偽のアカウント
「私の弟、そして他のスタッフは一生懸命掃除をしています。リンクをテレグラムアカウントにコピーしてください」
秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」に誘導されてしまいます。
パンチくんファン
「ひどい。パンチくん利用して。動物で金もうけしてはいけない」
ぬいぐるみからの巣立ち
先月は、飼育員さんの足にしがみついていたパンチくん。19日に取材すると、パンチくんにも異変が起きていました。もう、ぬいぐるみを手放していました。
安永さん
「日に日にオランウータンのぬいぐるみから離れて生活をする場面が多くなってきた。時々他のサルから怒られたりしつけを受けるシーンはあるが、一日の大部分は平穏に暮らせている」
「偽サイトや偽の寄付活動に踊らされることなく、市川市や動植物園それからパンチのことを応援していただきたい」
寄付については、市の公式ホームページや、ふるさと納税などを活用してほしいとしています。
(2026年3月19日放送分より)
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