
緊張が続く中東情勢。日本国内で生活への影響は広がっています。
ガソリン購入に「引換券」
レギュラーガソリンの価格表示が消えた秋田県内のガソリンスタンドでは…。
ガソリンに購入制限がかけられていました。現状でこちらの店舗でガソリンを入れられるのは引換券を持っている人だけです。
利用者
「1世帯20リットル以内と聞きました。先週も10リットルずつの券が配られて、あまり遠出しないように生活して、何とか間に合ったので」
担当者によりますと、先月までは通常通り入荷できていたガソリンが、ホルムズ海峡の緊張が高まった3月中旬以降、滞り始めたといいます。そのため16日から引換券を持っている人を対象にした営業に切り替えたということです。
このガソリンスタンドがあるのは資源エネルギー庁がSS過疎地に指定している地域です。利用者からは不安の声が漏れます。
「本当大変ですよ。ガソリン入れに行くって言っても、車で結局行かなきゃいけないので15分と、そこもやっているのかどうかも分からないし」
「心配なのは大きなけががあれば、50分ぐらいの所に大病院があって、往復すると(ガソリンが)20リットル近く減ってしまう。そういう時のために節約。何かあった時のために」
相次ぐ値上げ 医療を圧迫
86歳の女性の家を訪ねる訪問看護師。医療現場も原油高騰の影響に直面していました。
訪問看護に車は欠かせません。そのためガソリン料金の値上がりが現場を圧迫していました。
訪問看護ステーション ブロッサム
西村直之代表
「燃料費が高値になっているので、現場に行けなくなるリスク、要は医療が提供できなくなるリスクもあるかなと、そこを今考えている」
値上がりのリスクは医療用品にも…。
「看護時の衛生用品。医療用手袋、アルコール綿、このあたりも原油価格が関係している。今後上がることも考えられる。すごく不安。それはケチるところではない、あとで『感染した』は困るから」
さらに現場の医師からは…。
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長
「とんでもないことになりそう。点滴すればするほど赤字になりかねない」
原油不足による値上がりはコロナ禍以上に。私たちが受ける医療サービスへの影響を現場の医師に聞きました。
「今までのルートでは買えなくなっていて…」
患者と接するときの必需品、医療用手袋が不足し始めていました。さらに…。
「点滴のルート、輸液を運ぶチューブが高騰している。1.5~2倍くらいの値上がり、先週木曜日に通達が来たが…」
点滴のチューブはコロナの時にも品薄になったそうですが、その時は1.2倍程度の値上がりでした。しかし、今回は2倍の価格に…。
「(価格が)2倍になっているので、とんでもないことになりそう。点滴をすればするほど赤字になりかねない、(患者に)価格転嫁もできないので、国レベルの対策が必要」
(2026年3月23日放送分より)
この記事の画像一覧
