【SVリーグ】サントリーサンバーズ大阪 3ー0 ジェイテクトSTINGS愛知(3月28日・男子第19節)
男子バレーで、スター選手がモッパーの少年から雑巾を“奪い取り”、自らガシガシと2枚の雑巾で床を磨き上げるシーンに場内から笑いが起こる一幕があった。
大同生命SVリーグ男子の第19節が行われ、ジェイテクトSTINGS愛知は敵地でサントリーサンバーズ大阪と対戦。試合中盤に、場内が笑いに包まれる珍光景があった。
第2セット9ー9と同点で迎えた場面、サントリーサンバーズのエース・髙橋藍の強烈なサーブが届くと、ジェイテクトのアウトサイドヒッター、トリー・デファルコがこれを倒れ込みながらレシーブ。見事にセッターに繋げると、最後はステファン・ボワイエのスパイクでジェイテクトがポイントをゲットした。注目はその後のシーンだ。
サーブのためにボワイエがコート後方に下がったものの、なかなかプレーが始まらない。何が起きているのかと思えば、モッパーがコートの汗を拭き取っていたのだ。デファルコが倒れ込んだ際に濡れた床を拭いているのか、デファルコ自身も“現場監督”のように「ここ!ここも」と指示を出している。しかし、その仕上がりに納得がいかないのか…いよいよそのモッパーからタオルを「ちょっと貸しなさい」とでも言いたげに奪い取ると、2枚のタオルを使って自ら“ガシガシ”と拭き始めたのだ。これには場内からも笑いと拍手が起こっていた。
そして、仕事に満足したのかデファルコは丁寧にモッパーの少年にお礼のお辞儀をした後、拍手が湧き起こるアリーナにもサムアップしてプレーへと戻っていったのだ。ファンの間ではSNSでも「いよいよ、自分で拭くまでになったか」「Jチェック厳しいから」といった声が寄せられていたが、一流選手のこだわりが見えたシーンとなった。
アメリカ代表でパリ・オリンピックの銅メダルに輝いたデファルコは、昨季からジェイテクトでプレー。圧倒的な攻撃力は今季も健在で、総得点は585点でリーグ5位にランクインすると共に、アタックでは972本打って496点、決定率は驚異の51.8%をマークしてこちらも同じく5位に入っている。さらには、サーブも442本打ってエース38本、効果161本を記録し、効果率は12.3%でリーグ7位に入るなど、その存在感は際立っている。
なお、試合は昨季王者で今季も首位を走るサントリーサンバーズに0―3のストレート負け。しかし、翌29日のGAME2では3―1でサントリーに今季4つ目の土をつけるなど奮闘。チャンピオンシップ出場を決めている3位チームが意地を見せている。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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