「ホルムズ海峡の開放に米国の関与が必要では?」2度問われるも外務大臣直接答えず? トランプ大統領は「ホルムズ海峡の安全を守るのは原油輸入国だ」

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茂木外務大臣
【映像】「米国の関与」問われ答える茂木外相(実際の様子)
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 2日の参議院外交防衛委員会で、無所属(立憲民主・無所属会派)の広田一議員がホルムズ海峡の開放の問題を取り上げた。

【映像】「米国の関与」問われ答える茂木外相(実際の様子)

 アメリカのトランプ大統領は、日本時間2日の演説でも「ホルムズ海峡の安全を守るのは原油輸入国だ」と発言するなど、海峡を通過する石油に依存している日本や中国などに対して、海峡の安全確保に協力するよう何度も求めている。また、トランプ大統領が側近に対し、海峡を開放せずに戦闘を終結させる考えを示したとの一部報道もある。

 こうした状況の中、広田議員は「ホルムズ海峡の開放、すなわち自由な航行と船舶の安全を確保するということは大変重要な事柄だが、この点について今後とも米国は関与し続けるべきだと茂木大臣はお考えでしょうか」と質問した。

 茂木外務大臣は「これは国際社会全体にかかわる問題でありまして、確かに日本を含めアジアの国々はホルムズ海峡を通過するタンカー等に原油等を依存している割合が高いのは事実ですが、エネルギー価格が今高騰しているのは間違いない。きょう段階でドバイ原油は1バレル126ドルまでいっていると思うが、こういったものが収まるということは単に一国の問題ではなくて国際社会全体の問題ですから、国際社会全体としてこういった問題に取り組む必要があると考えている」と述べた。

 続けて「3月19日に発出をされました(ホルムズ海峡に関する)首脳共同声明、日本も最初のドラフティングの段階から英国と共にかかわってまいりましたが、35カ国が少なくとも今の時点で参加するという状況ですし、また関連する国連安保理決議、総会決議等もさまざまな形で模索をされているということはありまして、どこかの一国がやるというよりも国際社会全体としてこの問題にどう対処していくかということが極めて重要だと考えています」と答えた。

 これに対して広田議員は「国際社会という観点に立っても、今般のホルムズ海峡の開放、自由な航行と船舶の安全を確保していくという点においては、アメリカの存在と関与というのはやはり必要不可欠ではないかなと思うが、この点に絞って茂木大臣のご認識をお伺いしたい」と再び質問。

 茂木外務大臣は「このホルムズ海峡、実質的に閉鎖されているという状況で、その行為を行っているのは恐らくイランであるわけでありまして、イランがこの航行の自由を確保するということは極めて重要だと考えています。私も先月イランのアラグチ外相、旧知の仲でありますんで2回にわたり電話会談を行いまして、そこの中で1つは周辺国、湾岸国に対するエネルギー関連施設を含めた民間施設の攻撃をやめること。同時にホルムズ海峡の航行の安全を確保すること、これは極めて重要であるというお話をさせていただきました。同時にホルムズ海峡封鎖を続けるという状況になりますとイランが孤立してしまうと国際社会から。このことも心配しているということもお話しをさせていただいたところです」と答え、米国には触れなかった。

 広田議員は「米国の、このホルムズ海峡の開放についての今後のコミットメント、関与についてはちょっと明確なご答弁がございませんでした。ただ国際社会全体ということでございますから、これには当然米国も含まれていると自分自身、理解をしているところです。よって、これからも米国側そしてイラン側に対して1日も早いホルムズ海峡の自由な航行の確保についてご尽力をしてくださいますように強く要請したいと思います」と述べて次の質問に移った。(ABEMA NEWS)

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