「なぜ“危険運転”ではないのか」飲酒ひき逃げ死亡事故 署名提出も

「なぜ“危険運転”ではないのか」飲酒ひき逃げ死亡事故 署名提出も
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去年12月、埼玉県狭山市で、会社員の森口和樹さん(25)が車にはねられ亡くなった事件。今月24日に予定されていた初公判が取りやめになりました。

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阪元昊被告(20)
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車を運転していたのは阪元昊被告(20)。起訴状などによりますと、埼玉県内の国道で、制限速度60キロのところを120キロで走行。赤信号を無視し、横断歩道をわたっていた森口さんをはねて死亡させたということです。

和樹さんの母 森口美智代さん
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和樹さんの母 森口美智代さん
「先生が『お亡くなりになってます』と言ったので、『わかりました』と電話を切って、『死んだんだって』とひとこと言って。主人は泣き崩れ、上の息子2人もすごく取り乱しました。とにかく和樹が待ってるから行こうと、みんなで病院に向かいました」

阪元被告は現場から逃走。警察は2時間後、4キロほど離れた場所で車を発見します。呼気からアルコールが検知されたため、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。

阪元被告の供述
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阪元被告の供述
「人とぶつかる事故を起こして、その場から逃げたのは間違いないが、信号について覚えていない。飲酒運転は間違いない」

その後、危険運転致死とひき逃げの疑いで再逮捕されます。

起訴
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被告が“危険運転”の罪に問われると考えていた家族に、予期せぬ知らせが入ります。検察が“過失運転”で起訴。罪の重さは、上限で、拘禁刑20年と7年。大きな開きがあります。

和樹さんの母 森口美智代さん
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和樹さんの母 森口美智代さん
「あれだけの内容の事故で、和樹の命はなくなったわけです。何だったら危険運転と言われるんだと疑問がすごくあった」

署名
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これに対し遺族は、“危険運転”への訴因変更を求める署名活動を展開。4万7000筆の署名を検察に提出しました。

そして、2日、今月24日に予定されていた初公判が取りやめになったことがわかりました。遺族側は、訴因変更につながるのではないかと期待しています。

和樹さんの母 森口美智代さん
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和樹さんの母 森口美智代さん
「家族だけでなく、周りの方、たくさんの方が、どうしてあれが危険じゃないのかという疑問は持っていたので、そういうことをきちんと伝えることができて、いまがあるというのは、すごく大事なことなのかなと。あとは結果をじっと待つだけ」

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