ニュース番組『わたしとニュース』に弁護士の三輪記子氏が出演。その際に、オリンピックでの遺伝子検査導入に関する視聴者からのコメントに対し、異論を唱える場面があった。
番組ではこの日、ロサンゼルスオリンピックから女子種目に参加する選手のみを対象に遺伝子検査が導入されることを巡り、議論が起きていることを取り上げた。これに対し、視聴者からは様々なコメントが寄せられた。
まず1つ目は「女性が守られてることに気づけよ」という意見だ。三輪氏は「歴史的に“女性を守る”という名のもとに女性を排除してきた。だから、何かを『保護する』とか『守る』という時は、本当にそこで守られているのかという。仮に守っているとしても、一部の人だけ守って誰かを排除していないかということを注意深く見なきゃいけない」と指摘した。
「昔は、例えば柔道だと女子は試合が禁じられていた。練習はしてもいいけど、試合はダメだった。『試合を禁じているのは女性のためだ』と言われていた。女性の保護と言っている時に、父権的なパターナリスティックな視線というのは、本当の保護ではなくて、蔑視なのではないかということを注意した方がいいと思う」
続いて、「最大公約数的な解を求めるしかない」というコメントも寄せられた。これに対しては「“最大公約数的な解”というのはいろいろな考え方があると思うけど、ルールを決めるときに、多数決をすると常に少数派が負けてしまう可能性がある。差別というのは、まさに少数派の人たちを排除することが差別なので、差別にならないようなルール作りは、単に最大公約数を取ればいいという問題ではない」と語った。
(『わたしとニュース』より)
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