「体感は台風以上の風」今年一番の大雨・暴風 春の嵐で被害相次ぐ 満開のサクラも

「体感は台風以上の風」今年一番の大雨・暴風 春の嵐で被害相次ぐ 満開のサクラも

4日は、吹き荒れる今年一番の大雨や暴風で、各地、“春の嵐”となっています。見頃を迎えたお花見スポットも、悪天候に翻弄されました。倒木も相次ぐ中、各地で警戒感が高まっています。(4月4日OAサタデーステーション)

「台風以上の風」西日本中心に被害相次ぐ

4日午後1時ごろに鳥取砂丘で撮影された映像には、地鳴りのような音を立てながら、激しい風が砂を巻き上げる様子が写っています。
鳥取市では正午過ぎに最大瞬間風速が35.8mと非常に強い風が吹き、一時、暴風警報が発表されました。看板が飛んだり、建物の壁が剥がれるなどの被害が相次ぎ、警察には数十件の通報が入りました。
西日本を中心に、各地に吹き荒れた“春の嵐”。鹿児島市内の海岸沿いでは自転車がすべて横倒しとなりベンチもひっくり返っています。
山口県長門市では、強風によりガラス戸が大きく破損。店舗のスタッフは「体感は台風以上の風」だったと話しました。“春の嵐”となったのは、発達した低気圧や前線が日本列島を通過したためです。
京都府北部の宮津市の海上では、海水を巻き上げながら移動している「突風」とみられるような現象も発生しました。

“春の嵐”はサクラ満開となった東京でも

4日午後7時ごろ、東京では…

報告 仁科健吾アナウンサー
「隅田公園です。雨が強まってきました。みなさん傘をさして花見をしています」

午前中から断続的に雨が降った東京。これには満開のサクラも花びらが散っていました。雨に大きく翻弄された場所が、サクラの名所を70分かけて巡る目黒川クルーズです。屋根のない船でサクラを近くで見ることができますが、雨でうまく写真が撮れない人もいました。雨の影響でキャンセルも相次いだといいます。

がれおんクルーズ 内山信治代表
「(元は満員でしたが)6割程度の乗船率。まだ十分お花見は楽しめると思うので、全力でやっていきたいと思っております」

危機感高まる「倒木」去年の夏の気象が関係する場合も

4日、砧公園には、至るところに規制線がありました。砧公園では、3月からサクラの倒木が相次ぎました。管理事務所は、原因を調査すると共に、追加で点検を実施。異常を確認した木は安全が確認できるまで、テープで囲う対応をとっています。
さらに、サクラの名所・千鳥ヶ淵でも、2日、サクラが倒木。雨と風の影響で倒れた可能性があるといいます。横浜市にある根岸森林公園では、1日3回、園内パトロールをする際に危険木を調査。暴風や大雨などの警報が出ると特別巡視もおこなうといいます。

根岸森林公園 加藤満園長
「公園にあるサクラ山はできてから50年くらい。老木になってきているので、予防的措置で入れないようにしている。表側には何もなくてもしっかり診断されて、中がスカスカになったりしている。どうかなと思ったときは叩いたり、押してみたり、見極めて切ったりする」

老木化に加え、倒木には去年の夏の気象条件も関係があるといいます。

根岸森林公園 加藤満園長
「夏に雨が降らなくて高温だと、木や土が弱っているので、気を付けて健康状態を見ている」

公園では、樹木医による点検も定期的に実施。樹木を管理するために全ての木に番号つけて植栽マップなどでも管理しています。

倒木相次ぐ 注意点は?

トシ・ランドスケープ 高尾聡司樹木医
「風の影響受けないようにコンパクトにする依頼、木が元気かどうか樹木医的な依頼が増えています」

依頼者も相次ぐサクラの倒木で、危機感が強まったといいます。

トシ・ランドスケープ 高尾聡司樹木医
「(このケヤキは)中の診断をしてもらった、数年は大丈夫だろうと。何かが起こってからでは遅いので」
「例えば、(葉など)何も付いていない枝とかは、この時期に付いてないのは枯れている。危ないと思っていただくのがいい。雨が降ることによって、土が水を吸って柔らかくなります。根を支持する力が少し落ちる可能性はある。大きな風が吹く、大雨が降る日は、大きな木には近づかないほうがいい」

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