6日、参議院予算委員会で国民民主党の足立康史議員が「大阪府の選管(選挙管理委員会)が衆議院総選挙の日程を決めたのではないか?」と追及した。
足立議員は「1月14日に高市総裁と吉村洋文代表が会談をされて、選挙となりました。すごいことが起こったんですね」と切り出し、「解散総選挙の投開票(2月8日)が正式に決まったのは、1月23日の臨時閣議で2月8日。これが正式決定ですね。党首会談が14日で、19日に会見をされて、23日に解散臨時閣議で選挙日程が決まったわけです。2月8日投開票という総選挙の日程が正式に決まったのは1月23日、間違いないですね?」と確認。高市総理はこれを肯定した。
足立議員は続けて「ところが、実は2月8日が決まったのは1月16日なんです。大阪府の選管が1月16日に」と話を展開。「これすごいんです。吉村さんは維新、府議会議長は維新、大阪府の選管の委員長は維新です。パンパンパーンと2月8日(府知事選投開票)で決めました。その時は実は留保がついていて、衆院選が2月8日になる場合は2月8日って書いてあるんですよ。そういう決定を16日にされたと。ところが、22日にもう選挙始まっちゃったんですね。すごいことが起こったんですよ。高市・吉村両氏で今回のトリプル選挙を決められましたが、23日の臨時閣議の日程決定の前に、実は大阪でのダブル選挙は、特に知事選挙は告示をされているんですね。(順番が)ひっくり返っている。非常に特異なというか、国の選挙の日程を大阪府の選管が決めて先に実行したと…」と話したところで空気が変わる。
足立議員は質問を中断し、その視線を挙手して立ち上がった与党理事に向けて「え? 何かおかしい?」と戸惑い、キョトンとしたように表情に。その後、視線を向けられた理事は委員長席に向かって歩み出し、藤川政人委員長は「速記を止めてください」と述べ、質疑そのものが中断となった。
約40秒後、与野党理事による委員長席の前で話し合いを経て、藤川委員長はどの発言を念頭に置いたのかは不明だが「ただいまの足立君の発言中に不適切な言辞があるとのご指摘がありました。委員長といたしましては、後刻理事会において速記録を調査の上、適当な処置を取ることといたします。速記を起こしてください」と宣言して質疑が再開された。
指名された足立議員は戸惑った様子で「えーと、ごめんなさい。何が不適切かよくわかんないんですが」と切り出した後に気を取り直したように「ちょっと、じゃあ自己フォローしとくとね。だから『たまたま一緒になったんだ』という説明しかできないと思います」と述べた。
この事態に対し高市総理は「14日に党首会談がありました。この時に私は、通常国会が開いたら早い時期に解散を考えているということは伝えましたが、ただ、何日に解散するということはお伝えしておりません。よって、投票日も含めて想定できないわけです。それは自民党の執行部にも伝えておりませんでしたので、みんな怒り狂っていたということでございました。私もギリギリ考えまして、結局は1月19日の記者会見、ここで大体みんなが『これは通常国会冒頭だろうな』と思う発言をいたしました。その記者会見のギリギリまで本当に考えました。重い決断ですし。1月の冒頭に召集しなかったのは、どうしても阪神・淡路大震災の追悼の日(1月17日)は静かな環境で迎えたかったと、総選挙絡みのニュースでいっぱいになるのは嫌だったと、そういった事情もございます」と説明した。
足立議員は「今日時間限られてるんでこれぐらいにしときますが、じゃあ19日に決まったと。でも、繰り返しになりますけど、正式に決まったのは23日なんですよ。だから、ここに今いろいろ議論あるんで、これまたじっくり。実は大阪府の選挙は、ちょっと非常に、総選挙よりも圧倒的に短かったんです。なぜ短かったか? 府知事選の方が長いからです。総選挙は12日間、知事選挙は17日間です。だから、実は解散の前に知事選挙は始まってたんですね。そういう話はまた大阪でもじっくりやりますから、今日はもう割愛をします」と述べて次の質問に移った。
(ABEMA NEWS)

