
天皇皇后両陛下は6日、東日本大震災発生から15年の節目に、愛子さまを伴い、お召列車で福島県に入られました。ご一家そろっての被災地訪問は初めてです。
【画像】“原発のある町”で被災者と交流 天皇ご一家 福島を訪問 東日本大震災15年の節目に

天皇皇后両陛下は先月、かぜの症状があり、宮城県と岩手県の訪問を延期していました。皇后さまはせきが少し残る中でのご訪問です。愛子さまが福島県を訪れるのは初めてです。

午後に訪れたのは双葉町。原発事故によって、福島県内では2月末現在で2万3410人が自宅に戻れず、避難生活を続けています。両陛下が福島第一原発の町を訪れるのは初めてです。時折、質問されるなど、職員の説明に熱心に耳を傾け、その後、被災者と交流されました。

浜野行政区長 語り部 高倉伊助さん(70)
「少しでも生きている中で、できることをやって進みたいと思います」
天皇陛下
「どうぞお体に気を付けて」

震災の後、皇太子時代から10回以上、福島・宮城・岩手の3県を訪問されました。しかし、新型コロナウイルスの蔓延で、10年の節目には訪問がかなわず、オンラインで被災した人々を見舞われました。そして、愛子さまは、成年皇族として初めての会見で。

愛子さま(2022年)
「『国民と苦楽を共にする』ということの1つには、皇室の皆様のご活動を拝見していると『被災地に心を寄せ続ける』ということであるように思われます」
天皇陛下は、誕生日を迎えた2月の会見でも思いを述べられました。

天皇陛下(2月)
「災害による影響は人それぞれに異なり、10年15年という年月の経過だけでは測れない重みを伴うもの。愛子にも、これからも被災地の人々に心を寄せていってもらいたい」
6日夜、両陛下のご感想が明かされました。

両陛下のご感想
「これまでの福島の人々の苦難を思い、復興に尽力されてきた方々への敬意の念を新たにいたしました。初めて福島県を訪れた愛子にとっても今回の訪問は、被災された方々や復興を担う方々からお話を直接伺う貴重な機会になることと思います。福島の人々の思いを改めて深く心に刻み、災害の記憶や教訓を引き継いでいくことの大切さについて、思いを新たにいたします。そして、福島の今後の着実な復興と人々の幸せを心から願っています」
両陛下と愛子さまは7日まで滞在予定で、富岡町のアーカイブ・ミュージアムや、大熊町の学校、浪江町の道の駅などを視察されます。
