
期限直前で急転直下、アメリカとイランが停戦合意しました。しかしイスラエルはレバノンに対し過去最大規模の攻撃を続けていて、これに激怒したイランが、停戦合意からの離脱も考えていると地元メディアが報じています。
停戦離脱も…イラン激怒
爆発音とともに吹き出す炎と舞い上がるがれき。さらに、次々と担架で運ばれる人々…。車は燃え上がっています。
アメリカとイランによる即時停戦が合意された後のレバノンの様子です。
イスラエル軍は、ヒズボラの軍事拠点など100カ所以上に対し「最大規模の攻撃」を実施したと発表しました。
レバノン民間防衛局によると、これまでに254人が死亡し、1165人が負傷しています。
アメリカメディアは、トランプ大統領が電話インタビューで「停戦合意にレバノンでの戦闘停止は含まれていない」との認識を明らかにしたとSNSに投稿しました。
イランの国営メディアは、イスラエルがレバノンへの攻撃を続ければ、イランは停戦協定からの離脱を検討すると報じています。
トランプ大統領のSNS(7日)
「今夜ひとつの文明が滅び、二度とよみがえることはないでしょう」
トランプ氏が「文明が滅ぶ」と警告し、タイムリミットまでわずか1時間半と迫った日本時間の8日午前7時半ごろ。トランプ大統領はSNSに「私はイランへの爆撃および攻撃を2週間停止することに合意します」と投稿しています。
その39分後、イランのアラグチ外相もXに「イランに対する攻撃が停止されれば、我が国の強力な軍隊は防衛作戦を停止します」と投稿しています。
土壇場で回避された最悪の事態。アメリカのヘグセス国防長官は、停戦後の会見で「イランの敗北」を主張しました。
「アメリカの総戦闘力の10%未満しか使用せずに、世界有数のテロ支援国家であるイランを解体し、自国や国民、領土を守る能力が全くないことを証明しました。イランは壊滅的な軍事的敗北を喫しました」
2週間停戦合意に闇雲
イランの最高国家安全保障評議会も「戦争の目標はほぼすべて達成された」と主張し、双方が勝利宣言をしています。
しかし、停戦合意は早くもほころびを見せています。
仲介にあたったパキスタンのシャリフ首相はXにこう投稿しています。
「紛争地域内の数カ所で停戦違反が報告されていて、これは和平プロセスの精神を損なうものです。今後2週間にわたり自制を保ち停戦を順守するよう、切に、そして誠実に求めます」
シャリフ首相は、両国の代表をパキスタンの首都イスラマバードへ招待し、最終合意に向けた場所を用意すると表明しています。
(2026年4月9日放送分より)
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