
小6男児行方不明で9日、警察は自宅と学校の間にある神社付近に規制線を張り、捜索をしました。現場を見た元京都府警の幹部は“捜索の壁”を指摘しています。
男児不明 神社周辺に規制線
9日に捜索が行われていたのは、7日に捜索が行われていた自宅付近の山と小学校の中間にある山間。奥には神社もある地域です。泥だらけになりながらの捜索です。
連日続く懸命の捜索。行方不明になっている京都府南丹市の小学6年生、安達結希さん(11)。安達さんが通う南丹市立園部小学校では9日、入学式が行われました。
新1年生の保護者
「(安達さんが)無事に見つかってほしい。学校は(子どもを)見てくれているが、学校以外のところは自分たちで見ないといけないので、そこの対策を色々考えている」
先月23日の朝、父親に小学校の近くまで車で送り届けられたのを最後に、行方不明になっている安達さん。
学校によると、校舎に設置された防犯カメラからは安達さんを降ろしたとみられる場所が死角になっていて、安達さんの姿は映っていなかったといいます。
そこで、南丹市教育委員会によりますと、安達さんが通っている園部小学校の防犯カメラの数を今後増やす予定だということです。
なぜ捜索?2つの可能性
行方不明から9日で17日。何が捜索を難航させているのでしょうか。
元京都府警捜査1課長の樋口文和さん。7日に捜索にあたった元同僚らの警察官たちの表情を見ていました。
「(Q.おととい捜索した警察官らの様子は?)険しい表情。有力な証拠収集には至らないところもあるし、十分な資料の収集ができていないかもしれない」
京都を知る元警察官が指摘する“捜索の壁”が浮かび上がってきました。
7日、捜索が行われた自宅近くの山に向かいます。まず“なぜ捜索がここで行われたか”について、2つの可能性を指摘します。
「2つほど考えられる。子どもの心情的に例えば昆虫採集などでよく来てたとか、ロッジがある場所で避暑地的に過ごしたとか、そういう要素が一つ。有力な情報、この情報が入ったんじゃないか。この辺りでピンポイント的にこの山を指したような情報ではないか」
以前、るり渓に足を運んだことがある樋口さんは、この現場ならではの“壁”があると話します。
「たしかに渓谷できれいな所です。ただ、高い所、滝や池もあったり危険な所もある。一つ踏み込めば。そこを検索となれば非常に見落とす所はあると思うし、何回も何回もやる、見落としがないかやると思う」
「(Q.たしかに見通せない)見通せないから、位置を変えながら踏み込んで行く。そこには時間もかかるし、そういう難しさは出てくると思う。どうしても見落としがないか資料の収集に時間がかかる。その時間と労力にかかってくる」
父親に送られ、行方が分からなくなった小学校近くの駐車場。ここでは、ある“不可解な点”を指摘します。
「奥の学校には防犯カメラがあるので、映っていないということは可能性的にはこちらになる。子どもは下がった可能性を否定しきれなければ、誰かが子どもを目撃しているのでは。タイムラグ的なものもあるので何とも言えないが、一つはそこが不可解な点。捜索はそこも重点箇所だろう」
元京都府警が指摘“捜索の壁”
山間にある小学校。ここには防犯カメラなども少ない“捜索の壁”があるといいます。
「山、田んぼの間に学校がある状況。静かで環境はいいが、情報収集が困難である。人の目から離れたような感じではある、危険箇所があるとも言える」
山間と、人や防犯カメラの少ない地域ならではの立地が捜索を難しくしている可能性を指摘します。
「山も含めた田舎における捜索は非常に難しい。情報も少しでもある情報を掘り下げていく。そういう所を徹底しなければ、糸口がつかめない状況。捜索も大変だと思う。指揮官幹部が色んな方針を立てて、それに基づいて柱を動かして捜索から糸口をつかむことが必要。警察幹部の手腕が、まさにこういうところで問われる」
情報提供先:京都府南丹警察署 0771-62-0110
(2026年4月9日放送分より)
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