岩手・さくらまつりに“ドローン”導入 桜の名所で“春のクマ対策”

岩手・さくらまつりに“ドローン”導入 桜の名所で“春のクマ対策”
この記事の写真をみる(7枚)

春の訪れと共に、冬眠から目覚めたクマの目撃情報が各地で相次いでいます。去年、多くの被害が出た東北地方は、桜の見頃を前に、観光と安全を守るための対応に追われています。

【画像】岩手・さくらまつりに“ドローン”導入 桜の名所で“春のクマ対策”

岩手『さくらまつり』にドローン導入

ドローン
拡大する

岩手の桜は、これからが見頃。10日からの桜まつりでは、来場者の安全を守る新たな取り組みが始まります。格納ケースから飛び出したのは、まつりの会場を自動で巡回するドローンです。動物の存在を体温で検知。モニターチェックは室内で行います。

ドローンオペレーター 近藤設備 吉田義昭さん
拡大する

ドローンオペレーター 近藤設備 吉田義昭さん
「遠くにいても追い払うことができる。近寄らなくていい」

犬の鳴き声を鳴らす機能は意外と効果的だといいます。

さくらまつりの会場 展勝地総務部 八重樫まさ美部長
拡大する

さくらまつりの会場 展勝地総務部 八重樫まさ美部長
「去年、北上市ではたくさんクマの目撃情報、そして人的被害もあった。そういったことが、ここで起こらないとは限らない。全力でできることをやりたい」

北上市ではこの春、すでに9件の目撃情報が寄せられています。うち2件は9日でした。

冬眠明け 今年は被害増加か…

冬眠から目覚めた春のクマは、腹ペコで獰猛(どうもう)です。福島県郡山市では今週、市街地での出没が相次ぎました。そして8日、郡山市は初めて、緊急銃猟での駆除に踏み切りました。

環境省も注意を促しています。

石原宏高環境大臣
拡大する

石原宏高環境大臣
「秋にクマが大量出没した際、翌年春に出没が増える傾向がみられた」

クマの人的被害
拡大する

飢えたまま冬眠に入ると、春になりふりかまわずエサを求める恐れがあります。昨年度は秋を中心に、被害者数が過去最多でした。冒頭で、さくらまつりが行われる北上市でも去年、3人が亡くなっています。住宅で暮らす女性を襲ったクマは居間にまで侵入して来ました。旅館で露天風呂を清掃していた従業員を連れ去ったクマも。

クマの怖さを知る地域だからこそ、春の対策に乗り出しました。まつりの会場は、クマが入り込まないよう電気柵を張り巡らせました。これも初めての取り組みです。さくらまつりには例年、37万人が訪れます。あと数日で、北上川に沿ってどこまでも続く、薄紅色のトンネルを楽しめるように。今、来場者にお願いしたいことは…。

さくらまつりの会場 展勝地総務部 八重樫まさ美部長
拡大する

さくらまつりの会場 展勝地総務部 八重樫まさ美部長
「この地で生活していると、クマの話題はすごく身近なこと。観光で来たお客様は、そこまでの認識ではないと思う。そういったことが身近で起きている地域だとご理解いただいて、ゴミを放置しないなど協力をしていただきたい」

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(7枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る