
今回の手がかりの一つが山の中で見つかった安達結希さん(11)のリュックです。このリュックと見つかった場所から一体、何が分かるのでしょうか。
“2つの視点”で検証
安達さん行方不明から18日が経過した、きょう(10日)。私たちが注目したのは、山で見つかった手がかりである「リュック」。
元科捜研の職員と、現役の警察犬トレーナー。2つの視点で見てもらいました。
元京都府警科捜研兼鑑識の矢山和宏さんと向かったのは先月29日、親族が安達さんのリュックを発見した現場です。
「ここにリュックがあり、鑑識が採取するのであれば、ここから証拠袋というものに直接入れて採取することになる。土がついていたら、この場所の土と一致するかどうか。場所によって生えている草・葉・種子が違う。本人が置いたものか、第三者が置いたものか。1つの証拠が出てくる」
また、気になるのは、行方不明の初日から、リュック発見までの間に雨が降ったという点ですが…。
「(金具部分などには)付着物が残りやすい。撥水(はっすい)性があるからといって情報が全部落ちるわけではない」
“リュックの中の状態”については、こう指摘します。
「『ひもをしぼる』『ふたを閉じる』。こういうような形で中は当然でないので、例えばこの状態なら雨が降っても(中身は)濡れない」
形状などからみて、仮に雨でリュックの中身が濡れていなかったとしても不自然ではないということです。
警察犬の動きに“重要情報”
続いて、私たちが話を聞いたのは、警察犬トレーニングのプロです。
遠藤警察犬家庭犬訓練所 遠藤暁彦所長
「もし警察犬がまた出てくるとすれば、新しい目撃情報があれば」
警察犬が、匂いを嗅がない行動にも重要な情報は含まれているといいます。
小学校近くの住人
「こんなところで普段、警察犬は見ない。珍しいなという感じ」
安達さんが行方不明になった23日には、学校付近の住人も目撃していた警察犬。
遠藤所長
「リュックが置かれた場所の周辺を一度、犬に嗅がせることも。こちらの方向に歩いていたなど、そういう情報が得られる可能性はゼロじゃない。反対に犬が嗅がなければ(リュックを)第三者が置いた可能性も」
警察犬が活動する場合、行方を探したい人の匂いがついた物品が必要です。
さらに、難しいのは、物品だけではなく、その人が最後にいた場所をスタート地点として捜索しなければならない点です。
「元の匂いがついている。足跡の匂いをたどって目的地までたどり着きたい」
実際のトレーニングを見てみると、元となる匂いを嗅いだ犬は歩き回ります。たどっているのは、匂いの持ち主が残していった足跡です。
「元の匂いを頼りに足跡の匂いを追いかけて、最終的な落とし主のところ、匂いの持ち主の元に案内する」
今回、警察が明らかにしている警察犬の出動は、初日からの3日間。その後、10日に至るまで警察による公表はありません。
「(今後新たに)警察犬が投入されたとすれば、新しい目撃情報が入ったと考えていいんじゃないか」
情報提供:京都府南丹警察署 0771-62-0110
(2026年4月10日放送分より)
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