
中国で入院し、医療保険の入院一時金を請求するケースが急増しています。片山さつき金融担当大臣は、「公平性が重要」だと指摘しました。
【画像】「入院一時金は本当にいい」中国のSNSで日本の保険を称賛する声
「中国で入院」保険金を請求
中国のSNSから
「帰国する時、どんな理由で入院して保険金をもらおうかとまで考えていた。3月に息子が入院する時も、また一時金を受け取れる。日本の保険は本当にいいね」
中国で入院して、日本の保険会社から一時金を受け取ったという投稿。先月末、朝日新聞が1面で報じたのは…「中国で入院 保険金請求急増」です。
「入院一時金」は、病気やケガで入院した際に、まとまったお金を受け取れる医療保険の保障です。
記事によると、医療保険に加入して1年もたっていないのに、中国で入院して一時金を請求するケースが急増しているといいます。
入院の理由は「自宅療養が可能」な「胃腸炎」が大半で、入院先は特定の複数の医療機関に集中していることも特徴です。
ある大手生命保険会社の場合、中国の病院に入院して申請された一時金が、2022年度は650件ほどだったのが、2024年度は20倍にあたる、およそ1万3000件に上っています。
中国のSNSでは、日本の「入院一時金」を称賛する投稿もみられます。
「中国に帰国した時に入院。55万円が入金された」
「私は保険を買うのにハマっている。特に入院一時金は本当にいい」
大臣が懸念「公平性重要」
10日、片山さつき金融担当大臣は「公平性が重要」だとして、保険商品の仕組みなどを確認する考えを明らかにしました。
「契約者間の公平性の確保や適切な支払い管理が非常に重要。公平性が疑われるようなことが起きないように」
現状では、日本に居住実態があれば、国籍にかかわらず、民間の医療保険に原則加入することができます。
生命保険関係者 朝日新聞から
「春節などの長期休暇で日本から中国へ行き、日本では入院が認められない軽度の疾患で入院して請求するケースが多い。生保側は契約上支払わざるを得ない」
日本在住の外国人が一時的に中国に行き、日本では入院できない軽度な疾患で入院し、一時金を請求している可能性があるというのです。
大手の保険会社に話を聞きました。
保険会社A 番組の取材への回答
「海外での入院による給付金請求でお支払いの実績があることは事実です」
「契約者間の公平性の担保に向けては、確認の強化等の対応を引き続き実施してまいります」
専門家は、こうした支払いが増えれば、日本の保険契約者に不利益が出ると指摘します。
ファイナンシャルプランナー 飯村久美氏
「保険会社の支払いが増えて収支が悪化する。結果として保険料がアップしたり、給付の条件が厳しくなることは考えられる。良い契約者が損してしまうとか、商品自体が使いにくくなる。入り口のところで未然に防ぐことも重要」
(2026年4月11日放送分より)
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