オルバン政権が16年続くハンガリーで12日、総選挙が実施されます。結成2年の新興政党による政権交代が現実味を帯びています。
【映像】マジャル党首「ハンガリーが勝利する。疑いようがない」
神志那諒リポ「マジャル氏が登場し、大きな歓声が上がっています。これまで与党が強かった地方都市に乗り込み、最終日の演説に臨みます」
野党「ティサ」・マジャル党首「明日4月12日の総選挙でティサが、それと共にハンガリーが勝利する。疑いようがない」
ハンガリーで12日、総選挙が実施されます。世論調査では、野党「ティサ」の支持率が与党「フィデス」を上回っていて、16年ぶりの政権交代の可能性が浮上しています。「ティサ」は、かつてオルバン政権と近かったマジャル氏が、2年前に結成した新興政党です。
マジャル氏は、汚職や縁故主義が横行する腐敗政治の打破や、EU=ヨーロッパ連合との関係修復などを訴えて、若者や無党派層を中心に、急速に支持を拡大してきました。
元与党支持者で今回「ティサ」を支持する有権者「私は2010年以来ずっと与党フィデスに投票してきた(が今回は違う)。(与党が主張する)『もし与党に投票しないなら戦争に巻き込まれる』という論理は通用しない」
ハンガリーの経済成長率は、2023年から3年連続で、1%未満で、EU27カ国で最低レベルです。オルバン首相の親族や、政権に近い企業が優遇されてきたことが、経済が低迷する原因の一つと指摘されています。
青空市場で買い物の夫婦「EUからの多額の助成金の大半が不適切な形で使われた。(12日の総選挙で)自己利益を追求せず、国民の声に耳を傾ける適切な政治指導者が誕生するのを望む」
一方のオルバン氏は11日、アメリカのトランプ政権との蜜月をアピールし、「若者たちは政府ではなく、EUに反抗しなければならない」と訴えました。
「ロシア寄り」とされ、対ロシア制裁やウクライナ支援を巡るEUの方針にたびたび反対し、『EUの異端児』とも呼ばれるオルバン首相。政権交代が実現すれば、EUやアメリカ、ロシアとの関係が大きく変化するとみられます。
ハンガリーの総選挙は、日本時間の13日未明から午前にかけて大勢が判明する見込みです。(ANNニュース)
この記事の画像一覧
