立憲民主党の水岡俊一代表は13日の記者会見で、中道改革連合との合流について急がない考えを示した。中道の小川淳也代表は10日の会見で「やや急いで方向性を見出していかないといけない」と話していて、方針がずれる形となった。水岡代表はまた、将来的な衆院選への候補者擁立も口にした。
会見で記者が「中道の小川代表が立憲民主・公明の3党の合流について、世論調査で3党の支持率が低迷していることを受けて、ゆっくり時間をかけるのではなくやや急いだほうがいいという認識を示した。具体的なタイムスケジュールとして国会が閉じる7月、政党交付金の配分確定を念頭にした12月を挙げた。立憲民主党は党大会で来春の統一地方選に独自候補を立てて臨むとする活動方針を採択しているので、少なくとも来春までの合流は念頭にないと推察するが、水岡代表は、小川代表の合流を急ぎたいという考えをどのように受け止めているか?」と質問。
水岡代表は「私は29日の党大会で『党を取り巻く情勢を十分考えた上で、改めて丁寧な党内議論を進めていきたい』と申し上げたと思います。私の考えはそこです。ですから私は急ぐつもりはありません。小川代表がそうおっしゃったということで、具体的なスケジュール感をお持ちなのかもしれませんが、私たちとしてはしっかり丁寧な議論をしていくということですので、そこの立場の違いというのは明らかかなと思っています」と答え、中道の方針とは違いがあるとした。
さらに別の記者が「中道に行って選挙に負けた前立憲民主党の国会議員とか、あるいは比例復活をした人の中に『次の選挙は立憲民主党でやりたい』と言っている人がいる。そういった人の声をどう受け止めますか。いま、立憲民主党もまともじゃないけれども、一番まともなのが立憲民主党だと言っているんですね。ベストじゃないですよ。ベターです」と質問すると、水岡代表は「ベストじゃない」と言われた瞬間に頭をガクッと落とし、苦笑しながら「厳しい言葉で」とまず述べた。
そして「そういう声があるという噂は聞いておりますが、私自身に直接おっしゃっていただく方はまだないので、私自身もそれをどう受け止めるかというのは、まだこれからかなと思う」と述べたうえで、「我々としては立憲民主党を一から立て直して躍進させる、仲間を増やすという方向性は間違いのないところですので、いずれ衆議院議員を擁していくという方向性は間違いありません。ただ現時点において、衆議院議員を候補者として一緒にやっていけるという状態ではないので、一定の期間をおいて進めていくべきかなと思っているところです」と答えた。
続けて「一定の期間が、小川さんが言うように今国会が終わる頃なのか、あるいは年末なのか、来年なのか、それは分かりません。それは私たちの状況もそうですし、中道の皆さんの惜敗者をどう支えていくかという方向性の出し方にもよりますので、そこは様子を見ながら考えていきたいと思う。基本的には立憲民主党として仲間を増やしていきたいという方向性は間違いございません。ちょっと時間がまだ要りそうだということです」と述べた。
そして「私たちも『立憲民主党に来いよ』と声高に言いたい気持ち、山々なんですけれども、今の党情勢としてはなかなかそこまでいっぺんにはいけないので、もう少し待っていただきたいと思っている。そういう、ある意味批判的に見れば、煮え切らない、そういう状態が立憲民主党に対する不安感の一つでもあるのかもしれないなと思っています」と述べた。
さらに別の記者が「立憲から出たいという方について、待っていただきたいというお話だったんですけれども、確認ですが、いずれどこかのタイミングで衆院選で立憲から候補者を擁立する可能性もあるという理解でいいですか?」と質問。
水岡代表は「党大会の時の会見で、『中道に所属をされている方が、中道を離党して立憲民主党に入党したいという方がいらっしゃるとすれば、入党は拒むことはありませんよ』と申し上げました。ただ、それが自動的にイコール候補者となるというのは、それはまた別問題ですので、我々が候補者をどう擁立をし、どう連帯をして頑張っていくかは、これからの課題ですので、 まだそこについてのお答えができる段階にはありませんので、待ってくださいと申し上げたということですね」と述べた。
さらに衆院選での候補者擁立について「公党として国会で戦う党ですので、衆議院議員を擁しないと、やはり党としては戦いにくいですよね。そのことは事実ですので、いつとは言えないですけど、我々も衆議院議員を擁して衆参で戦っていきたい、そういう思いは強いです」と将来的に擁立する方針を明らかにした。(ABEMA NEWS)
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